松本操の発言 (運輸委員会)

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○松本(操)政府委員 第三セクターにした方が仕上がりが早いのかどうかという御質問につきましては、これは必ずしもそういうふうなことではなかろうかと思います。どういうやり方をしたから早いとか遅いとかいうこととはかかわりが余りないのではないか。というのは、御案内のような地形上の制約がございますから、経営主体がどうであるかということとの直接の関係はなかろうかと思います。
 ただ、第三セクターといたしました理由は、地元との御相談の過程で、先ほどもちょっと触れましたけれども、芝山方面から空港の方に通勤をする方あるいは芝山方面から京成の空港駅を通って上野の方へお出かけになる方というのもかなりおるわけです、三、四割になろうかと思いますけれども。そのほかにもまだ空港の中を移動する人、これが整理地区と中央地区との間の移動という点において、この鉄道の果たす役割りは非常に大きいのではないか。ですから、地元といたしましてもいろいろの利便もある、空港自身といたしましてもいろいろな利便がある、そういうこともございまして、必ずしも先生がおっしゃいますように、地元だけの利便のために特にこれを設けようというような考え方よりは、むしろ空港が地元と一体になって成長していきます過程においてこの鉄道の果たす役割りというのが非常に大きいというふうな点にも着目をし、したがって現在のところ、約六十八億の工費というふうに見積もっておりますが、そのうちの二十八億ばかり、つまり地下でトンネルを掘って出てくる部分についてはもう公団が全部背負い込みましょう、そういう形でこれを第三セクターに貸与するという形でやっていただきましょう、残りの四十億のうちの何がしかを第三セクターの資金と借金という形にして、公団ももちろん金を出す、地元も金を出すという形にして、本来のこの鉄道の運用の仕方にふさわしい方法で対応していきたいというふうなことが第三セクターということに落ちついていった経過でございまして、必ずしも地元の要望だけということではございませんで、ちょっと私の説明があるいは舌足らずであったかとも思います。
 それから、長期の見通しにつきましては、大体昭和六十年で一日一万人ないし一万一千人程度の旅客が利用するということを前提にして勘定いたしました場合に、二十五年ないし三十年で大体とんとんになるというふうな考え方をしております。もちろん、いま例示的におっしゃいました国鉄の赤字線その他等の問題との対比でこの鉄道をどうとらえるかという問題もあろうかと存じますけれども、この鉄道につきましては、ともかくも赤字を出さないようにする、長期的な見通しに立ちました場合に、欠損を生じて身動きがとれなくなることがないようにという点については、せっかく地元及び関係事業者も入っての第三セクターでございますので、せいぜい利用するという方向で収支償う時点が一日も早く来るような努力をお互いにしていくということであろうかと思います。

発言情報

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発言者: 松本操

speaker_id: 1649

日付: 1979-05-29

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会