色摩力夫の発言 (大蔵委員会)
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○色摩説明員 中南米外交について一言お答えいたします。
中南米は、地域として非常にまとまりを見せた相互連帯感の強い地域でございまして、たとえばキューバという特異な国がございますが、それにもかかわらず、地域的な連帯感が非常に強く、国際政治場裏では常にまとまって行動しております。そして特に南北問題におきましては、非常に穏健な立場から、現実的なアプローチで南北問題の南側諸国全体に影響力を及ぼしまして、着実な進展を見せよう、そういう方向に貢献しようという意欲のきわめて高い地域でございます。
それから、わが国に対しましては、経済協力、技術協力もさることながら、民間投資それから貿易関係において、より一層の量的、質的拡大を皆ひとしく望んでいる諸国から成っている地域でございます。
それから、もう一つの要因といたしましては、先ほどまとまりのよい地域と申し上げましたが、この地域は、内政不干渉の原則を内外に非常に声高らかに昔から唱道している国でございまして、政治的ないろいろな影響力の行使というものにきわめて神経質で、きわめて拒否的な態度を示す、そういう意味では特異な地域でございます。
したがって、わが国の中南米外交といたしましては、そういう政治的姿勢にそういう諸国が期待しているような理解を示し、それからそういう諸国のじみちな国内の開発、そういう開発政策に協力するために経済協力、技術協力、民間投資、それから貿易関係の強化を政府としてはみずから努力し、あるいは日本の民間の方々の努力を支援していくという方針で対処したいと思っております。