三原朝雄の発言 (内閣委員会)

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○三原国務大臣 お答えをいたします。
 政府が元号法案の取り扱いについて性急な焦りの姿勢を持っておるのではないかということでございますが、そうした姿勢は毛頭持っておりません。法案を、成案を得ておりましたので早期に提出いたしましたのも、通常国会において御審議を賜りたいということで提案をし、ただいままできわめて御熱心に審議を進めていただいておる状況を見ましても、私は非常にありがたいことであると考えておるところでございますが、この法案につきましては、いま御指摘がございましたように、長い間国民の中でこれが使用され、また広く国民の間に定着をし、国民の大多数の方が存続を希望しておられることは御承知のとおりでございます。そういう点で、政府といたしましてはそうした事実を踏まえまして、これを具体的にひとつどう処置していくか、存続に対してどうこたえていくかということを私は責任を持たねばならない立場にあるわけでございますので、今回法案として御審議を賜っておるということでございます。
 御承知のように、国民の方々が存続を何とかしたいということでございますが、しかし、現在使用されております昭和という元号にいたしましても、これはいま事実たる慣習として使用されておるわけでございます。したがいまして、ある時期が参りますれば、何らかの処置によって改元をしなければならない時期が到来をするであろう。しかし、その点を考えてまいりますと、どういう基本的なルールによってそうした改元をするかということについては、これがなかなか明確でない。
 そこで、国民の御要望にこたえるためには、何らか具体的な基本的なルールを確立する必要があろうということに相なるわけでございます。こうした点を政府におきましてはかねてから検討を慎重に進めてまいっておったところでございますが、最近に至りまして、地方議会等におきましてもいろいろこれの法制化というような声も出てまいりますし、政府におきましても法制化ということを最終的に決定をいたしまして、ただいま御審議をお願いをいたしておるという経過であるわけでございます。
 そこでまた、法制化につきましては、いま申し上げましたように、この道を選ぶにつきましては、やはり一番民主的な機関である国会の場においてそうしたルールをお決め願うことがよりベターではないかということ、あるいは内閣告示でもよいではないかという意見も審議の中には出てまいりましたけれども、しかし、いま上田委員も御指摘のように、やはり広く国民生活の中で生き抜いてきております元号でございますし、関係も非常に多うございますから、民主的な最もいい方法としては国会の場で御審議を願うことであろう、そういうことで法制化ということに踏み切ったわけでございます。
 そこで、ここで非常に急いでおるではないかということでございますが、決してそういうことではなくて、私は、そうした検討の結果、あるいは客観的な国民の御要諸等を考えてまいりますれば、一つのそうした要請の流れというようなものを判断をいたしますと、この時点が最も適当なときであろうということで、今国会に提案をいたしたわけでございます。私は、そういう意味で機が熟してまいったという受けとめ方をいたしておるわけでございまして、決して焦って法案を御審議願っておるということではございませんので、その点、御理解を賜りたいと思うのでございます。

発言情報

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発言者: 三原朝雄

speaker_id: 5419

日付: 1979-04-17

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会