瀧澤博三の発言 (内閣委員会)
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○瀧澤説明員 帰国子女の方々の入学資格の問題につきましては、一般的な制度として、外国において十二年の学校教育を経たことが資格になっているわけでございますが、これだけではなくて、いろいろな実態に基づいて進学の道を開いていきたいということで先生方のお話もいろいろ承ったわけでございます。
一つには、いま附帯決議にもございます在外日本人の教育施設のうち、高等部につきましては、これを文部大臣が指定することによってその終了者に大学入学資格を認めていこうということで昨年五月に制度の改正をいたしまして、まず、イギリスのロンドンにあります英国立教学院の高等部をこれによって指定いたしました。
それからもう一つ、いわゆる国際学校の卒業者が、一般的に正規の学校という位置づけがないことによって大学入学資格がないという問題の道を切り開くために、御承知のように、スイスにあります国際バカロレア事務局が進めておりますいわゆるIB、インターナショナルバカロレア資格という制度があるわけでございますが、これをわが国としても制度上大学入学資格として認めていこうということで、これはごく最近、ことしの四月に制度の改正をいたしまして、各大学に通知をしたところでございます。
資格の問題については以上でございますが、資格ができたことによって事柄が解決されるとは思っておりませんで、資格と同時に、実態的に各大学が行います入学試験の方法の問題といたしまして、それぞれの帰国子女の方々の実情が十分配慮されるように考えていかなければならないと思っております。この点につきましては、すでに各大学におきましていろいろ御検討にもなり、推薦入学の方法をとっているところもございますし、選抜方法、試験内容におきまして一般の試験とは違う面接等をやり、さらに語学、日本語、外国語等を中心とした試験をやるというような方法で工夫をしておられるところもあるわけでございますが、こういう方向につきましては、私どもとしても、さらにいろいろな機会に大学と話し合いを通じて趣旨が徹底し、さらに前進するように努力してまいりたいと思っております。