柴田健治の発言 (予算委員会第三分科会)
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○柴田(健)分科員 この看護婦の方の三千六百円が三千七百三十円という賃金ですね。いま病院で個人が臨時の看護を頼むと一日最低八千円、多いところは一万二千円になっているのです。慈恵医大でも、ぼくはちょいちょい御厄介になるのですが、行ってみると、付添看護婦というのは、正式な免許を持っておる者もおるし、持っていない者もおる。それは全部一万円前後ですよ。そういう民間の付添看護婦の賃金というか、日当が非常に高い。それで、ハンセン氏病というのは、長い歴史の中で差別、先入観を植えつけてきた。非常に恐ろしい病気だということで、一般国民の中でも、らいというとまだ恐怖心を持つ。そういう現今の情勢の中で、そういう看護婦に対して、結局百三十円上げて三千七百三十円というのは、だれが考えても安い、常識外れの賃金だと思うのですね。いま大臣は、いろいろ他との比較論の上に立ってなかなか困難だという答弁でございますが、困難な病気で無理をする看護婦に対してより一層理解を深めてやるということが大切だ。
それから賃金職員の六百十八人も、これはことしたった七十円、これでは話にならぬと思うのですね。こういう査定をした大蔵省の感覚のずれというか、人間尊重という言葉がいま盛んに使われながら、どうもおかしいという気がするので、これは十分な配慮をしていただきたい。
先ほど大臣は今後努力をするというお答えですが、ただ、努力にはいろいろ限界がある。努力にもよりますが、厚生省の中でもこのらい療養所——ほかの国立療養所もございますが、それらの面も大臣としては皆に合わすということもあるでしょうが、ハンセン氏病の療養所についてはその最重点で、これは何はさておいてもという心構えでぜひ処置してもらいたいと思うのですが、ひとつぜひ決意のほどを聞いておきたいと思います。