国川建二の発言 (予算委員会第三分科会)
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○国川政府委員 お答えいたします。
最近、屎尿浄化槽というのは非常にふえておりまして、特に新しく家を建てられる方々はほとんどの場合水洗便所にしたいという御意向でございまして、下水道がない場合にはそのために屎尿浄化槽を設置しなければならないということに相なるわけでございます。
先生御承知のように、浄化槽を設置する場合には、新築する場合には大体において建築基準法に基づいて手続がとられる、それから改築するような場合には廃棄物処理法に基づく届け出という形で設置されるわけでございます。
現在、全国に設置されております浄化槽の台数は約二百九十万基と言われております。個々に設置される場合が大変に多いために、実はそのほかに届けられていない、あるいは確認を受けていない浄化槽もかなりあるのではないかと思われます。毎年浄化槽がふえる数は、三十万とかあるいは四十万程度という状況でございまして、屎尿浄化槽に依存している人口は約二千百万人というように私ども推測いたしております。
これらの浄化槽の放流水の状況はどうかということでございますが、厚生省といたしましてはこれらの屎尿浄化槽の維持管理面を担当しているわけでございます。したがいまして、その維持管理が適正に行われて適正な水質で放流されるように種々指導監督いたしているわけでございますが、その実態から申しますと、必ずしもすべてがいいとは限らないのは御指摘のとおりでございまして、遺憾ながら基準に合致しない水質のものが放流されているというケースも間々見受けられます。そのために、いまお話にありましたように、農作物への被害等の問題が提起されることも私ども承知いたしております。
こういう状況でございますが、その原因はと申しますと、なかなか個々のケースで違ってまいります。維持管理面が不十分である場合も考慮されますし、あるいは構造そのものが使用の形態にとって必ずしも適切でない、あるいは施工の点もいろいろありますので一概には申せませんけれども、実態は必ずしもすべて大変良好であるというわけにはいかない面がありますことを承知しております。