大平正芳の発言 (予算委員会)

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○大平内閣総理大臣 自由民主党が安定多数をいただいておろうとおるまいと、野党の協力を得なければその政策の円滑な実行がおぼつかないことはわれわれの経験上よく承知いたしておることでございますし、そういうラインで歴代の自由民主党内閣も野党との協力を保持することについて努力をしてまいったつもりでございます。
 野党の協力を得る方法といたしまして、私はたびたび申し上げておりますように、当委員会を初めといたしまして国会におきまして論議されましたこと、それは一つの知識、情報といたしまして政府に蓄積されてあるわけでございまして、政府が予算案をつくる場合におきまして、国会における論議というものを踏まえて次年度以降の予算案にこれを生かしてまいるということは当然考えておるところでございまして、明年度の予算におきましてもその方針に変わりはないのでございます。
 第二は、予算編成前に野党の代表者の方々とわが党並びに政府の担当閣僚との間で事前に野党側の御意見を十分拝聴する機会を持つということを従来もやってまいりましたが、ことしも当然そのことをやらなければならぬと考えておりますが、従来は大蔵大臣が野党の御意見を聞くという形をとっておりましたけれども、ことしはそうではなくて、自由民主党の政調会長を中心にお聞き取りをいただいて、大蔵大臣が陪席するという姿で念を入れてお願いしようと思っておるわけでございます。
 そうしてでき上がりました予算案につきましては、当委員会で御審議をいただきまして早期の成立をお願いしなければならぬと思いますけれども、これはそれから先のことに、当委員会の運営に係ることになりますので、私どもといたしましては野党の協力が得られるような予算案の作案にできるだけの努力を重ねてまいること、そういう決意で当たっておりますことを御了承いただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 109005261X00119791203_014

発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1979-12-03

院: 衆議院

会議名: 予算委員会