松本操の発言 (運輸委員会)
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○松本(操)政府委員 私、専門家でない立場で、専門家の先生にいろいろ申し上げるのは気がひける面もございますが、ヘドロという言葉によって代表されております海底の状況というものが、多少先生のおっしゃるのとは違っておるようでございます。私も、当初ヘドロという言葉から、仮に潜水夫が入りますと、ひざくらいまではもぐってしまうのかと思っておりましたら、あの近所には潜水夫も入れておるようでございますが、くるぶしの程度までは入るがその程度のことである、ずばずば入ってしまうぬかみそのような状態ということではないようでございます。
〔保岡委員長代理退席、委員長着席〕
それから次に、深層ボーリングを千メートル、二千メートルなぜしなかったのかという点につきましては、先ほどお答え申し上げたとおりでございまして、地盤の締まりぐあいというものは、大体百メートルから二百メートルの間何本かの層をとってまいりますことによって、砂層と粘土層がどのようなかかわり合いを持っており、それぞれのN値あるいは一軸圧縮試験値、こういうようなものがあるようでございますが、こういうものを専門家が鑑定した結果、たとえば、ポートアイランド地区の土質あるいは大阪南港の土質等と比較して、深さが百メートル前後のところでほぼ見合う状態であるというふうに判断をした。それから、断層の問題につきましても、深さ二百メートルまでのところを音波探査によって何本か線を引いて調査をしておるわけでございますが、一部小規模な断層があるということは認められております。ただ、ボーリングをいたしましたときにとってまいりましたサンプルの中から、花粉分析調査ということを行いまして、それによって空港建設予定地域近辺におきましては、過去一万年以上の長期にわたって地層のずれが起こっていないというようなことが立証されておるのだそうでございます。したがいまして、この前も私お答えいたしましたが、詳細な設計をしてまいります場合には、当然もっと密なボーリングが必要でございましょう。埋め立てが可能かどうか、地盤改良が可能かどうか、それによってどのようなマウンドを敷き、どのような工法によって護岸を立ち上げるかという概念の設計をするに当たっては、一応私どもの調査しました数字をもってかなりの信頼度のものが得られているというふうに私どもとしては考えておるわけでございます。