高沢寅男の発言 (外務委員会)
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○高沢委員 私は、まず大来外務大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、今度の東京ラウンドの交渉は一九七三年九月十四日の東京宣言からスタートしているということでありますが、その東京宣言の中にはこういうふうな文章があるわけであります。
世界貿易の自由化政策は、これまでのショッ
クや不均衡から世界経済を守る通貨制度をつく
る努力が並行してなされない限り、成功裏に進
めることはできない。
閣僚は、貿易の分野で始まらんとしている努
力は、秩序ある状態を維持し安定した公平な通
貨制度を確立する努力が引き続き行われること
を想定しているということを忘れないであろ
う。
また、閣僚は、これから始めんとする貿易の
自由化の新しい段階は通貨体制の秩序ある機能
を促進するものであることを認識する。
これは要するに、ガットの規定に基づいて自由な貿易を進める努力と不離一体の関係で国際通貨制度の安定を進めていこうという考え方に立っているわけであります。
さて、現実に、この東京ラウンドの交渉が始まり、足かけ七年かかって交渉はまとまって、それでいま私たちは国会で審議しているわけでありますが、その間、国際通貨体制は一体安定化してきたと言えるのかどうか。私の見解では、むしろもう不安定化の一途をたどってきた、こういうことではないかと思うのでありますが、このことについて、まず大臣の御所見をお聞きしたいと思います。