大来佐武郎の発言 (外務委員会)
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○大来国務大臣 いま高沢委員のおっしゃったような文言がこの東京宣言にございます。貿易の自由化促進と国際通貨安定の努力が伴わなければならないということは御指摘のとおりでございます。国際通貨制度の面ではIMFの方で検討がこの間進められてまいりまして、七六年に暫定的に合意いたし、七八年四月にIMF協定の改正が行われて、この協定のもとで実際上のフローティング、変動相場制が追認をされたといいますか、そういう形になっておるわけでございます。しかし、現在の情勢は必ずしも安定を得ておるとは言えないわけでございまして、各国のインフレーションというようなものも大きな不安定の要因になっております。しかし同時に、フロート制をやめてまた固定相場制に戻ることも現実問題として考えられない、むしろフロート制をできるだけ有効なものにしていこうという努力が行われておると思います。
こういう点では、不満足ではございますけれども、フロート制であったためにいろいろな調整が可能になったという面もあるように考えております。今後とも、各国の通貨当局の間の協力を緊密にいたしまして、介入政策なども含めて現在のフロート制をうまく運営していく方向に向いておる、そういう意味では、御指摘のように通貨制度、必ずしも満足できる状態とは言えないと思いますが、セカンドベストといいますか、現在の状況で、ある程度世界貿易の混乱を防ぎながら世界経済が運営されておるというふうに見ておるわけでございます。