越智福夫の発言 (エネルギー対策特別委員会)

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○説明員(越智福夫君) 建設省関係の御説明をさせていただきます。
 お手元に資料が二枚ございますが、一枚目の第一の住宅金融公庫の省エネルギー割増貸付でございますが、これは従来から壁、天井、床などの住宅の躯体部分を断熱工事をしていただきます場合に戸当たり十万円の割り増しをいたしましたり、あるいは寒冷地で断熱工事に加えまして窓等の開口部につきましても断熱効果のいいものをつくっていただきます場合には戸当たり三十万円の割り増し貸し付けをしてまいったわけでございますが、五十五年度から新たに省エネルギー型の設備の割り増し貸し付けについても行ってまいりたいと考えておる次第でございます。その一つは、太陽熱温水器をつけていただきました場合には戸当たり十万円の割り増しをしてまいりたい。あるいは効率的な給湯、暖房設備、こういったものをつくっていただきますものにつきましては、それぞれ戸当たり二十万円あるいは五十万円の割り増しの貸し付けをさせていただきたい。こう考えておりますのが住宅関係の、住宅金融公庫におきます省エネルギー割増貸付の内容でございます。
 第二番目に、建築物につきまして省エネルギー率のいい、一定規模以上の石油節約の期待できますようなそういう設備をつくっていただきます場合には、これに対しまして日本開発銀行等から融資をしてまいりたい、こう考えておりまして、これも五十五年度からの新規の施策でございます。
 第三、第四、第五、第六につきましては、いずれも技術の開発でございますとかあるいは調査のものでございますが、第三、第四は、住宅に関しまして壁、屋根等を集熱装置として活用いたしまして太陽熱を利用する、こういうふうなことを考えます省エネルギー・パッシブシステムの開発を五十五年度から新規に行いますほか、第四にございますように総合技術開発プロジェクトの一環といたしまして、いままで引き続き研究開発をしてまいりました省エネルギー住宅の構造、設備等についての研究開発を引き続いて行ってまいりたい、と考えております。
 このほか、第五、第六にございますように、都市のいろいろな問題につきましてもそれぞれ調査を行いまして、省エネルギー型の都市のつくり方、こういったものを調査研究してまいりたいと考えておる次第でございます。
 二枚目に移りまして、建設省では、これら直接的な省エネルギー対策のほかに、所管をいたしておりますいろいろな事業を省エネルギー型に変え、あるいはそれに重点を置いて実施していきたいと考えておりまして、その第一は輸送部門の効率化対策でございます。
 これは新交通システムあるいはモノレール、こういったものを建設いたしまして、道路の効率的な整備とともに省エネルギーに資そうとするものが第一でございます。
 第二番目に、踏み切りの除去等によりまして交通流を円滑にいたしまして、これによってエネルギーの節約を図ってまいりたい。
 第三に、交通渋滞あるいは急な坂、屈曲の多い峠越えの幹線道路についてのトンネル建設、こういったような道路建設の推進によりましてエネルギーの消費の節減を図ってまいりたい。
 そのほか、特にバス路線がございますけれども、バスの運行の円滑化を図りますために、すれ違えない区間の解消でございますとか、待避所を設けるとか、こういうふうな事柄の事業の推進、あるいはバス専用レーンの設置、あるいは乗り継ぎ施設の整備を行います事業、こういったものも推進してまいりたいと思います。
 第五番目に、貨物輸送におきます省力化、省エネルギー化等のために新物流システムの技術開発も進めてまいりたいと考えております。
 そのほか、調査といたしまして、総合交通計画調査、あるいは新交通システムの導入計画に関する調査、あるいは自動車交通の総合管制を円滑に行うための調査研究、こういったものも進めてまいりたいと考えております。
 第二番目に、資源利用上の省エネルギー化・効率化等に関してでございますが、従来から行ってまいりました都市廃棄物処理新システムの開発を引き続き推進してまいりますとともに、建築物の耐久性を向上いたしますことによって建築物に使われておりますエネルギーを有効活用していこうという研究開発も五十五年度から新規に行ってまいりたいと考えております。
 第三番目に、建設省ではダムを多くつくっておりますけれども、その中で水力発電の加わっております多目的ダムの建設を今後とも推進してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 越智福夫

speaker_id: 4554

日付: 1980-02-22

院: 参議院

会議名: エネルギー対策特別委員会