大来佐武郎の発言 (予算委員会第一分科会)
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○国務大臣(大来佐武郎君) 先般の国会の二つの決議につきましては、近いうちに機会を見まして、外交チャンネルを通じてソ連側に伝達する予定にいたしておるわけでございます。
全般的な情勢につきましては、ただいま八木委員からいろいろお話ございまして、この情勢下におきましてやはり専守防衛という立場に立ちて自国を守る力をある程度強めていくということは、これはいま置かれておる日本の状況から見まして必要なことだろうと考えるわけでございます。先ほど吉田委員からの御質問もございましたが、日本の防衛というのはその枠を出るべきではない、専守防衛の枠を出るべきではないわけでございますが、その枠内においてできることをある程度しておくということは一つの備えとして、また万が一にも起こり得べき危険に対する抑止力ということにもなるのではないかと。日本の国民の安全を図るということは、一方において自衛隊と専守防衛という立場にのっとりました自衛隊の力、もう一つは日米安保条約という枠組みにおきまして、核戦力を含む大きな抑止力として危険を未然に防止する、それを通じて日本人の安全を守るという方針がとられてきておるわけでございますし、それから第三には、世界各国と平和的な外交を展開することによって、日本が各国から恐れを持たれ警戒される国ではなくして、建設と平和のために国際関係に処していく、貢献していくという国だということのイメージといいますか、そういう信用がつくられていくということを通じて、これがまた日本国民の安全を守る道にもなってまいるのではないか、大体いまのような基本的な方向で今後も対処していくことになるのではないかというふうに存ずるわけでございます。