二瓶博の発言 (農林水産委員会)
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○説明員(二瓶博君) 三点のうち二点を私の方からお答え申し上げます。
まず第一点のえさ米の取り扱いの関係でございます。この飼料米につきましては、どうも輸入の飼料穀物価格、この面から見ますというと、どうしてもピーターソン方式等によりまして算定をいたしますと、トン当たり三万円ちょっとぐらいにしかならないわけでございます。そういたしますと、こういうえさ米を生産するために投入いたします物財費、雇用労賃というようなものは、これは五十四年産米の生産費——けさほど統計情報部長からお話ございましたような、大体十アール当たり七万円ぐらいのものになるわけでございます。そういたしますとどうも物財費も償わないというような形で、収益性が非常に低いということがあるわけでございます。
それから、この主食用の価格とえさ米の価格、この間におきましては非常に大きな格差がございます。大体九倍ぐらいになります。主食用でございますれば二十八万八千円ぐらいでございますし、えさに回しますれば、ピーターソンで見ましても三万二千円ぐらいでございますので、大体九倍ぐらいの値段ということで大きな格差があります。したがいまして、えさ米の生産を行いますと、どうしてもこのえさ米の方から主食用へ横流れが生じる心配があるわけでございます。そういう面、どうこの辺の防止措置が構じ得られるかどうかという問題がございます。
それから、現在、麦なり大豆等への転作をお願いをいたしておるわけでございますけれども、えさ米ということになりますれば、これはどこでも米のつくれるところはえさ米もつくれるという話になりますので、なかなかなれない畑作物に転作するというのも非常にむずかしくなるというようなことで、現段階では、このえさ米を転作作物として認めるというような方向で考えるということは非常に困難ではないかというふうに思います。
それから、第二点のアスパラガスでございますが、これは先生御指摘のとおり、現在永年性作物ということで五万五千円口の奨励金、しかも交付期間は三年ということでやっておるわけでございます。これにつきまして、一般作物並みといいますか、野菜並みにできないかというようなお話でございますが、この面につきましては、これをそういうふうに切りかえますと従来とのバランスがどうかというような問題もございます。ただ、先生御指摘のように、多少作型が違ったものが最近出てきております。半促成とかあるいは促成というようなやり方のものも出てまいっておりますので、今後ひとつよく実情を調べまして、その扱いにつきましては検討はしてみたいと、かように考えております。