田中恒利の発言 (農林水産委員会)

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○田中(恒)委員 農林大臣の所信表明を伺いまして、若干の御質問をいたしたいと思います。
 実は私は八年目でありまして、まことに長い空白がございまして、久しぶりに大臣の所信表明を期待をしてこの間お聞きをいたしたわけでございます。私も長い間農村運動に携わった者でありますが、今日の農業、農村、農民というものは本当にこれ大変な状態になっておる、こういうように思います。大臣は、立場は違いますが、農村を知る数少ない政治家の一人だと思いますし、特に農民の今日の心を御承知のはずだと私は思うわけであります。大臣の所信表明を聞きながら、やはりこれは昔聞いたのと全く同じ型の流れで、何か亀岡さんらしい、そういう味わいを、大変率直に申し上げますが、受けませんでした。
 私は、やはり農林大臣として、今日日本の農業を支えておる農民に対して、大臣がこの事態をこういうふうに受けとめておる、そして農民の諸君と一緒に、ひとつこの問題についてはこういうふうにやっていこうじゃないかという、何か共感を導き出すような所信表明が欲しい、こういうふうに思います。農林省のお役人がおつくりになった作文をお読みになるという、こういうやり方ではなくて、本当に農民とともに歩んでいくという、そういうものが欲しいなと実は感じたわけであります。特に、今日の日本農業のこの実態を大臣は一体どう受けとめていらっしゃるのか。この形で日本の農業はだんだん展望が開ける、こういう確信の上に立たれておるのか、このままいけば、わが国の農業、農民は大変な状態になる、こういう危機感を前提にして今回の所信表明というものを明らかにされたのか、この点をまずお聞かせをいただきたいと思うわけであります。

発言情報

speech_id: 109405007X00319810303_002

発言者: 田中恒利

speaker_id: 5346

日付: 1981-03-03

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会