嶋崎譲の発言 (文教委員会)

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○嶋崎議員 お答えいたします。
 すでに八十六国会の衆議院の文教委員会で、放送教育に関する小委員会の決議が文教委員会で行われました。この小委員会では設置形態についてあらゆる角度から検討をいたしてまいりました。その設置形態の一つとして国立大学方式というものがあることは言うまでもありません。ところが、国立大学がそれ自体ストレートに放送局を持つということになると、現行放送法制の体系のもとでの国営放送という姿を持つから、これは現行放送法制の中では無理であるというのが、国立大学について私たちが困難な問題があると提案をした一つの設置形態でございます。
 第二番目は、いま三浦委員のお尋ねの私立大学の方式はどうかという点についても、あらゆる角度から検討いたしまして次のようなことを委員会決議で申し上げているわけであります。「私立大学方式で、学校法人が私立の放送大学を設置し、放送局を開設する場合であります。この場合には、放送大学の特殊性に基づく国の関与のあり方と私立大学の自主性との調和において困難な問題があります。」
 きわめて簡潔に申し上げておりますが、つまり、今日の構想しておりますところの生涯学習というものを前提とした大学、開かれた大学でありますが、それだけに全国民に開放されるものでありますから、一定の計画性、一定の国民的な関与の仕方という全体の立場というものが一方に貫かれなければならない。他方で、私立大学ということになりますと、私立大学の持つ自主性という問題を現行の学校教育法制のもとでは尊重しなければならない。そうしますと、全体的ないわば国の関与のあり方という、表現は余りよくありませんが、全体的な考え方、国民の大学というふうに言ってもいいと思いますが、それと私立大学の持つ性格との間を調整するということは多くの問題点が現行法制のもとではある、こう判断をいたしまして、国立と私立大学の方式は困難な条件があるというふうに小委員会では報告をいたした次第でございます。

発言情報

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発言者: 嶋崎譲

speaker_id: 860

日付: 1981-06-03

院: 衆議院

会議名: 文教委員会