森井忠良の発言 (行財政改革に関する特別委員会)
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○森井委員 厚生大臣そう言われますけれども、諮問書は大事なことは全部文書で書かなければなりませんよね。大事な文書に国の財政状況を勘案してということが入ってないということは――私は率直に言いまして、審議をなさった両審議会の先生方は必ず返すものだという前提に立って審議をしておられると思うのですよ。しかし、いま大蔵大臣がお答えになりましたけれども、必ず返すという言葉はついてはおりますが、いつどのようにしてというのは全くないわけですね。それこそ、国の財政状況を勘案して、とこうなるわけでしょう。私はこれは許しがたいと思うのですよ。
しかも、後で具体的に金額は申し上げますけれども、この先生方は返すなら三つぐらいの方法があるなというあなた方の説明を聞いておる。財政状況というのは説明がないと私は思うのですけれども、返すなら三つぐらいの方法があるな、それから返す年賦、これも大体三年ないし五年だろう、具体的に試算をされてまであなた方はお示しになっておる。そこにはもう国の財政状況というのは全くない。しかも、見ますと、五十九年の財政再建期間が済んで六十年から直ちに返す。その場合に一回返しか三問返しか五回返しか、これだけぐらいしか試算してないのですよ。それは学識経験豊かな先生方ですけれども、厚生大臣や厚生省が御説明になりますと、なるほどそうかということになる。一番肝心の国の財政状況を勘案してというのが入ってないということは私は問題だと思う。現にこれまで大蔵大臣は、返すことは返すけれども、さっき初めてはっきり必ず返すと必ずがつきましたけれども、いままでは必ずもなかったし、返したいと思いますとか、文章を直したら忘れましたけれども、いろいろな微妙な言い回しになっていました。先ほどもうはっきりしましたから、その点は一応認めるといたしましても、しかし、いつ返すとも、どういう形で返すとも全然言わないわけです。
いいですか、私の場合は社会労働委員会で何年も何年も年金の改善について心血を注いでまいりました。これはもう与野党を問わず言えるだろうと思うのですけれども。真剣に取り組んだものを、どこかもとから、これも後で申し上げますけれども、たとえば物価や賃金スライドの時期をがたっと五カ月も六カ月も後ろへ回すというようなことをしていらっしゃるのですけれども、何のためにいままで五年も八年も苦労したかと言いたいのです。
そう思いますと、やはりこれは再諮問し直すか何かなさいませんと、「国の財政状況」というのは法案の一番のかなめの部分でしょう。先ほど私、四つか五つに分けて節を申し上げましたけれども、これは大変だと思うのです。本当に先生方は「国の財政状況を勘案しつつ」というところについて議論があったのなら、それに対して厚生大臣はどういうふうにお答えになったのか、大変恐縮ですけれども、中身の一部について御報告をいただきたいと思うのです。