西山千代子の発言 (文教委員会)

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○参考人(西山千代子君) 先ほどのお話の中で御説明をちょっといたしておりましたけど、手づくり給食ということを言っておりますのは、給食は、食事でございますので、家庭で食べている食事がそのまま学校でも食べられる状態を私は最良の状態だと思っております。そのために、センターの方たちはそれに努力をされていることはわかります。まして自分がそこで働いている身であれば、そのことを悪いことのために努力しているというふうには思いたくないのはもう当然だと思います。しかし、そのこととセンターをつくって進めることとは別でございまして、悪いことはなるべく早くよい方に向けたいというのが働いている栄養士の人たちが本当の意味で自覚したときの考え方だと思っております。現に、武蔵野市の給食センターの中では、小崎さんという栄養士の方が、センターではだめだとセンターの中で働きながら一生懸命告発をなさり、また、いい方に向けようという努力をなさっていらっしゃいます。そのことを考えますときに、そういう意味の取り違えは、働いていらっしゃる方は決してしないと思います。
 手づくり給食の中身でございますが、やっぱり野菜一つを切りますにも、時間に追われますと裁断機という機械を使いますから、やっぱりくずはたくさん出ます。タマネギなどを切りますと水分のいいところは全部落ちてしまいます。それから、形はいつも均一のために、見た目にも美的感覚はどんどん損なわれていきます。二重食かん云々と言いますけれど、二重食かんは保温だけのためでございますので、余熱がその後も働きまして実際に学校に着いたときには、機械で痛めつけられたジャガイモが高温で処理された上に二重食かんの中でまたゆで上げられて、実際に子供が食べるときにはぐちゃぐちゃの状態ができているんです。そのことを見逃してはいけないと思います。やっぱり一番心配なのは、危険なものを食べさせたくないという考え方なのでございます。これが抜きになりますと、はっきり言いまして加工食品の中身というものは素材が全然わかりません。どこかの工場でつくられて持ってきたものです。しかし、私はホウレンソウの端まで自分の手で確かめたホウレンソウをゆでて渡したいと思いますし、もしコロッケをつくるなら、本当の意味で手づくりでなくちゃいけません。それから、ポッテというような形をとっておりますけれども、ポッテの加工される間にネズミが飛び込むような状態では困ります。ジャガイモをその場で処理してつくるのは、家庭でもそれから学校給食の場でもやっていかなきゃならないことだと思います。特に、いま農薬の害などをたくさん言われておりまして、私千葉に住んでおりますが、実際にお百姓さんのうちに訪ねてまいりますと、自家用の畑というのを持っておりまして、農協用というのは別でございます。あれでなくてこれを売ってくださいと言ったら、これはうちの家のものだという言い方をします。それくらいにお百姓さん自身が知っていらっしゃるのになぜそういう話になるのかと思います。地方も落ちてまいりますし、もう方向転換をしなければならないということがずいぶん叫ばれておりまして、私はそういう無農薬の野菜だのなんだのを使い始めましたのも子供のためにならないから始めたのでございますので、それはだんだんと実際の自分たちの生活の中で見詰めていかなきゃならないことだと思います。きっと先生方のお宅では無農薬の野菜も大分入っていらっしゃるかに伺っております。でしたら、どうぞ学校給食の中でも子供たちにそういう危険性の少ないもの、害のないもの、疑わしいものは絶対に給食の中に入れないという態度でひとつ給食を進めていただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 109515077X00719811124_015

発言者: 西山千代子

speaker_id: 378

日付: 1981-11-24

院: 参議院

会議名: 文教委員会