杉山弘の発言 (商工委員会)
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○杉山(弘)政府委員 お答えいたします。
金融機関によります担保のいわゆる掛け目でございますが、これはやはり担保の対象になります不動産の種類によりましても相違があるようでございまして、土地の場合でございますと、現在は時価に対して大体一〇〇%から七〇%ぐらいというふうに言われておりますし、建物はそれよりも若干掛け目が低くなるということのようでございます。またそれと同時に、金融機関が掛け目を掛けます場合に判断をする条件といたしまして、その担保に取ります不動産の上に他の従たる権利が存在するかどうかということでも違ってくるようでございまして、ただ、世上一般に言われておりますのは、この金融機関による担保の評価が低いのじゃないか。それと同時に、特に中小企業の側から言われておりますのは、金融機関による担保の評価、担保の掛け目について一切知らせてもらえない、どうしてそう評価をしたのかという経過が不明である。したがって、こういう点については、むしろ金融機関の方で中小企業者に積極的に説明をしてもらいたいという希望もございます。
こういった担保の問題につきましては、私どもも従来から大いに関心を持っておりまして、昨年来、各方面の学識経験者を中心といたしましていろいろ勉強いたしておりまして、かなりまとまってきております。その中で一般的に、先ほど御説明をいたしました中小企業者からの、金融機関による担保の評価についての内容の詳細な公示というものは、これを進めるべきでないかということが、金融機関を代表する委員の側からも提案をされておりますので、むしろまずその手始めといたしまして、担保評価の内容についての公示、公開ということを進めてまいりたいと思います。掛け目の率、評価そのものの手続につきましては、これを急速に統一するということはなかなかむずかしいようではございますが、この点につきましても、今後またさらに勉強を重ねていくということにいたしております。