野田哲の発言 (内閣委員会)
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○野田哲君 行政管理庁長官にお伺いをいたしたいと思います。
昨日、御承知のように安中における東邦亜鉛の公害の問題で判決が出されております。これは行政管理庁長官の出身の地元でございますから、いきさつは十分御承知のことであろうと思うんです。直接の所管は通産省であり、あるいは環境庁であり農林水産省、こういうふうに各省庁それぞれかかわっているわけでございますが、行政管理庁は直接の所管ではございませんけれども、行政機構の管理を所管され、あるいはまた行政監察という問題を所管をされているということから、行政管理庁長官にこの問題についての見解をまず承っておきたいと思います。
きのうの前橋地裁における判決では、これは危険を承知しながら操業をした、こういうことでの故意責任を判決は認めているわけであります。危険を承知で操業した、こういうことについて加害者といいますか、原告と被告の間では、昨夜東邦亜鉛の本社で一応の協議が行われたようでありますけれども、私はこの判決の経過あるいは報道されている今日までの経過等を見るときに、行政機関に対しても、この過程の中で被害を受けた方々が群馬県庁やあるいは農業関係の機関とか行政機関にそれぞれこれに対する措置を陳情し、あるいは要請をしてずっと長い間やってきている、こういう経過が述べられているわけであります。したがって、行政機関として地元の被害を受けた方々の声に率直に耳を傾けて機敏な対応をしておれば、ここに至るまでに被害を一定の段階で食いとめることができていたんじゃないかと思うんです。やはりここに至り、そして裁判に持ち込まなければ解決がつかなかったということは、行政上対応のおくれ、手抜かり等があった、こう言っても私は否定をすることはできないんじゃないか、こういうふうに思うわけであります。
そういう点について、行政管理庁の長官としては、地元のことでもありますが、どのようにこの判決を見て見解をお持ちになっているか、まず承りたいと思うんです。