小野明の発言 (文教委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小野明君 その答弁は正しいと思います。
そこで、これは文部大臣にお尋ねをいたしますが、本年七月十三日に喜屋武眞榮参議院議員から教科書検定に関する質問主意書が出されております。
これは、第四項で沖繩戦の記述の誤りということが指摘をされているわけですが、「朝鮮半島や、中国大陸に関する記述で、〃侵略〃を〃進出〃に、〃出兵〃を〃派遣〃に、〃収奪〃を〃譲渡〃に、〃抵抗運動〃を〃暴動〃に、〃専制〃を〃統治〃に書き換えるように指示されている」、「この件に関しては、「東亜日報」や「朝鮮日報」等でも」云々と、このように質問主意書の第四項に書いてありまして、これに対する内閣総理大臣の答弁書第四項でありますが、第一項もけしからぬのですが、第一項は、教科書検定の経過についてはこれは答弁できない、検定の経過は相変わらず密室の中で検定をするという答弁がなされている。
第四項が問題でありますが、「教科書の検定においては、その記述が、客観的かっ公正なものとなり、かつ、適切な教育的配慮が施されたものとなるよう求めているところであり、」——これまではまずまず。まあ事実と大分違いますが、この後が、「このことによつて我が国と他国との友好関係が損なわれることはないと考えている。」、こういう答弁書が政府から出されているわけですね。
これは官房に聞きましたら、この答弁書は大体所轄庁が書く、文部省が書いたと、こういうことですから、大臣も御承知であろうと思います。にもかかわらず、「我が国と他国との友好関係が損なわれることはない」と、こういう甘い見方で答弁書は書かれているんですが、今日のように教科書検定問題が日中間の外交問題に発展をした、あるいは日韓間に不測の事態がある、こういう事態を惹起したわけですが、あるいは問題は香港やシンガポール等にも波及してアジア全体に波及をしておるわけですが、文部大臣は一体この事実をどう受けとめられておりますか。