中曽根康弘の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○中曽根内閣総理大臣 お答えいたします。
鈴木内閣の後を受けまして、私は政権担当の重責を担いました。内外の環境は非常に厳しい状態にあることをよく存じております。
特に国際関係におきましては、第二次石油危機のあおりを受けまして、世界各国及びいわゆる第三世界におきましても非常に経済的な苦境に見舞われており、貿易摩擦の問題で日本に対する非難の声も高まってきております。また、国内におきましても、景気は低迷しておりまして、未曾有の九十数兆という国債を抱えまして、財政的にはきわめて憂慮すべき段階にあると思っております。
こういうような内外の苦難を突破するのにはどうしたらいいかと考えましたら、結局は、この事態を国民の皆様方に正直に御説明申し上げてまず知っていただく、そういう意味において、「わかりやすい政治」、国民の皆さんに「話しかける政治」、そういうことで国民にまず御理解、御協力をお願いをし、また、国会内における各党各会派の御理解、御支持をいただいて、みんなで手をつないでこの国難を突破しよう、そういう考えを持った次第でございます。
そのためには、やはり政府が責任を持ってある程度方向も示す必要もございますし、また、いかなる困難についてもたじろがないで正面から取り組んでいく、そういう積極的な責任を持った姿勢を示す必要がある、そういう考えに立ちましていろいろお答えもしてきた次第でございます。
世論調査の結果につきましては、いろいろな御意見もあるということをよく承知いたしまして戒めてまいりたい、そう思っておるところでございます。