倉本昌昭の発言 (科学技術委員会)
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○倉本参考人 ただいま先生からお話のございましたように、前の委員会での御説明は若干言葉足らずであったかと思います。申しわけございません。
この活断層の調査に当たりましては、私どもといたしましても、最も適当であるということで現在使われておりますスパーカー方式というものによってこの調査を行おうということで、検討を進めておったのでございますが、ちょうどその海域におきまして東京電力、東北電力さんの方で、すでに同じような方法によって調査が行われておるということを知りまして、私どもとしましては、その結果が活用できれば非常にありがたいということでお話を申し上げましたところ、快く私どもにお貸しいただけるということでございました。
活断層の調査につきましては、海域の上を船に装置を載せてこれで音波探査を行うわけでございますが、この海域におきましては、東西に向かっての探査及び南北に向かっての探査ということで、それぞれ大体二キロないし四キロ間隔によりまして、きちんとした碁盤ではございませんけれども、長方形のような目に沿っての音波探査を行っておるわけでございます。
それで、この音波探査の結果出てまいりました調査の記録を解析いたしまして、東西また南北についての海底の地形と申しますか、地質構造等についてのデータを得るわけでございます。それで、この解析に基づいて、ここに断層があるかないかということが非常によくわかるわけでございますが、この断層の判断につきましては、その調査結果に基づいて一応判断を下すわけでございます。
ただ、断層があるかないかということと活断層であるかどうかということにつきましては――活断層といいますのは、第四紀層の中に断層があるかどうかということを見きわめなければいけないわけでございますので、この地質構造等の判断の場合にその地質の同定をしなければならない、その同定をいたしますに当たりましてボーリングを行っておるわけでございます。
それで、このボーリングの結果、地質が明らかになり地層が出てまいりました中で、どの層が何紀層に当たるという判断を下すわけでございまして、その判断につきましては、地層の同定のためにボーリングを行ったということでございまして、活断層であるかどうかということの判定は、その断層が第三紀層でなく第四紀層の中にあるかどうかということの判定と、その地層が第四紀層であるということを同定する、この両方から、そこに断層があった場合にそれが活断層であるかどうかということを判定するということでございます。
それで、私ども、電力さんの方からお借りしましたこれらのデータに基づいて解析をいたしました結果、当該場所においては活断層と認められるものがないという判断を下したわけでございます。