科学技術委員会

1983-05-10 衆議院 全281発言

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会議録情報#0
昭和五十八年五月十日(火曜日)
    午前十時三分開議
 出席委員
   委員長 永田 亮一君
  理事 岸田 文武君 理事 小宮山重四郎君
   理事 保利 耕輔君 理事 与謝野 馨君
   理事 小林 恒人君 理事 関  晴正君
   理事 草川 昭三君 理事 吉田 之久君
      櫻内 義雄君    平沼 赳夫君
      前田 正男君    森山 欽司君
      五十嵐広三君    村山 喜一君
      林  保夫君    栗田  翠君
      田川 誠一君
 出席国務大臣
        国 務 大 臣
        (科学技術庁長
        官)      安田 隆明君
 出席政府委員
        科学技術庁長官
        官房長     安田 佳三君
        科学技術庁計画
        局長      下邨 昭三君
        科学技術庁原子
        力局長     高岡 敬展君
        科学技術庁原子
        力安全局長   赤羽 信久君
 委員外の出席者
        外務省アジア局
        地域政策課長  瀬崎 克己君
        資源エネルギー
        庁長官官房原子
        力産業課長   長田 英機君
        資源エネルギー
        庁石油部計画課
        長       高橋 達直君
        資源エネルギー
        庁公益事業部原
        子力発電安全審
        査課長     末廣 恵雄君
        資源エネルギー
        庁公益事業部原
        子力発電安全管
        理課長     谷口 富裕君
        運輸省海運局監
        督課長     尾松 伸正君
        海上保安庁水路
        部沿岸調査課長 佐藤 任弘君
        参  考  人
       (石油公団理事) 勝谷  保君
        参  考  人
        (日本原子力船
        研究開発事業団
        理事長)    井上啓次郎君
        参  考  人
        (日本原子力船
        研究開発事業団
        専務理事)   倉本 昌昭君
        参  考  人
        (電源開発株式
        会社総裁)   両角 良彦君
        参  考  人
        (電源開発株式
        会社理事)   児玉 勝臣君
        科学技術委員会
        調査室長    曽根原幸雄君
    ─────────────
委員の異動
三月二十五日
 辞任         補欠選任
  山田 耻目君     下平 正一君
同日
 辞任         補欠選任
  下平 正一君     山田 耻目君
四月二十六日
 辞任         補欠選任
  平沼 赳夫君     粕谷  茂君
同日
 辞任         補欠選任
  粕谷  茂君     平沼 赳夫君
同月二十七日
 辞任         補欠選任
  林  保夫君     近藤  豊君
同日
 辞任         補欠選任
  近藤  豊君     林  保夫君
五月十日
 辞任         補欠選任
  山本 幸一君     五十嵐広三君
  山原健二郎君     栗田  翠君
同日
 辞任         補欠選任
  五十嵐広三君     山本 幸一君
  栗田  翠君     山原健二郎君
    ─────────────
本日の会議に付した案件
 参考人出頭要求に関する件
 科学技術振興の基本施策に関する件
     ────◇─────
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永田亮一#1
○永田委員長 これより会議を開きます。
 科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
 本件調査のため、本日、参考人として、日本原子力船研究開発事業団理事長井上啓次郎君、同専務理事倉本昌昭君、電源開発株式会社総裁両角良彦君、同理事児玉勝臣君及び石油公団理事勝谷保君から意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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永田亮一#2
○永田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
    ─────────────
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永田亮一#3
○永田委員長 これより質疑を行います。
 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。関晴正君。
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関晴正#4
○関委員 この間は長官がやむを得ない事情で退席するということもありましたので、ゆっくりお話もできないままに終わったかと思います。
 まず第一に、活断層の問題について、なお続いてお伺いしておきたいと思うのであります。このことについては、電発の方においても、海域の調査等に当たって当然必要になってくる問題ではないかとも思いますから、そういう意味で参考人の方もまた聞いていただきたいと思います。
 この間の私の活断層の質問に対して、倉本専務理事の方から、ボーリングのデータ等によってもそういうことが明らかであるというようなお答えがあったのですが、どこをボーリングしたのかと尋ねたら、それぞれ三点のボーリングのお話があった。しかし、そのボーリングによって活断層の有無を論ずる根拠にはならなかったのじゃないだろうか、こう思うのであります。それを、あたかも根拠であるかのごとくにお答えになっておったと思うのですが、この点を確認しておきたいと思いますので、お答えいただきます。
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倉本昌昭#5
○倉本参考人 ただいま先生からお話のございましたように、前の委員会での御説明は若干言葉足らずであったかと思います。申しわけございません。
 この活断層の調査に当たりましては、私どもといたしましても、最も適当であるということで現在使われておりますスパーカー方式というものによってこの調査を行おうということで、検討を進めておったのでございますが、ちょうどその海域におきまして東京電力、東北電力さんの方で、すでに同じような方法によって調査が行われておるということを知りまして、私どもとしましては、その結果が活用できれば非常にありがたいということでお話を申し上げましたところ、快く私どもにお貸しいただけるということでございました。
 活断層の調査につきましては、海域の上を船に装置を載せてこれで音波探査を行うわけでございますが、この海域におきましては、東西に向かっての探査及び南北に向かっての探査ということで、それぞれ大体二キロないし四キロ間隔によりまして、きちんとした碁盤ではございませんけれども、長方形のような目に沿っての音波探査を行っておるわけでございます。
 それで、この音波探査の結果出てまいりました調査の記録を解析いたしまして、東西また南北についての海底の地形と申しますか、地質構造等についてのデータを得るわけでございます。それで、この解析に基づいて、ここに断層があるかないかということが非常によくわかるわけでございますが、この断層の判断につきましては、その調査結果に基づいて一応判断を下すわけでございます。
 ただ、断層があるかないかということと活断層であるかどうかということにつきましては――活断層といいますのは、第四紀層の中に断層があるかどうかということを見きわめなければいけないわけでございますので、この地質構造等の判断の場合にその地質の同定をしなければならない、その同定をいたしますに当たりましてボーリングを行っておるわけでございます。
 それで、このボーリングの結果、地質が明らかになり地層が出てまいりました中で、どの層が何紀層に当たるという判断を下すわけでございまして、その判断につきましては、地層の同定のためにボーリングを行ったということでございまして、活断層であるかどうかということの判定は、その断層が第三紀層でなく第四紀層の中にあるかどうかということの判定と、その地層が第四紀層であるということを同定する、この両方から、そこに断層があった場合にそれが活断層であるかどうかということを判定するということでございます。
 それで、私ども、電力さんの方からお借りしましたこれらのデータに基づいて解析をいたしました結果、当該場所においては活断層と認められるものがないという判断を下したわけでございます。
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関晴正#6
○関委員 活断層の有無を調査するためには、じゃ、ボーリングはしなかったのですね。
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倉本昌昭#7
○倉本参考人 断層があるかないかということのための調査といたしましては、これはスパーカー方式による音波探査によっているわけでございます。
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関晴正#8
○関委員 聞いていることに答えてください。
 この間の委員会で私は、断層の有無について、そして活断層の有無についてはボーリングの必要があるんだ、ボーリングをしてみることが必要だと思っておるんだがと言ったことについて、あなたは、ボーリングをいたしました、三カ地点においてボーリングをしましたと答えたでしょう。そのボーリングというのは、地層の調査であって、活断層の調査のためのボーリングではないんだ、こういま言っているわけですよ。とすれば、あなたがこの間答えた活断層の有無のためのボーリングもしましたというのは、うそでしょう。
 つまり、何のためにあのとき私は質問したかというと、音波探査だけでは活断層の有無がわからないことがある、それをよく確かめるためにはボーリングが必要だ、こう貝塚先生がおっしゃっておるから、貝塚先生がどちらとも判断しかねるならばボーリングをすれば一番いいんだ、そういうことを申し上げたときに、あなたの方は、ボーリングもしていますよと答えているんだ。しかし、そのボーリングをしている個所は、怪しげなところの活断層があるかどうかという判定のためにボーリングをしたかのようにあなたはこの間答えているわけですよ。いまのお答えだと、そういうためのボーリングはしておりません。だから、はっきり言ってください。したのですか、しないのですか。
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倉本昌昭#9
○倉本参考人 断層があるかないかということのためにボーリングは行っておるわけではございません。ただ、断層がある地層の中にあった場合に、その地層が第四紀層であるか第三紀層であるかということによって、第四紀層の中にあればこれは活断層であるという判断を下すわけでございますので、その地層がどういう年代の地質を持っておるかということをはっきりさせるために、ボーリングを行ったということでございます。
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関晴正#10
○関委員 もう一遍言いますよ。活断層の調査のためにボーリングはしたのではないんだ、確認してください。その一点だけ。
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倉本昌昭#11
○倉本参考人 直接、活断層のためのボーリングではございませんが、間接的にはその地質が第四紀層であるかどうかという判断によって、断層が仮にあった場合に活断層であるかどうかということになりますので、ボーリングは地質の同定をやるために必要だということで、間接的には活断層であるかどうかということになるわけでございますが、直接的に活断層であるかどうかというためのボーリングではございません。
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関晴正#12
○関委員 それならば、あなた方の方で地層の調査のためのボーリングはした、そうして解析の結果、活断層は認められぬことになった、こう言っているわけですね。活断層でないというのは、どういう理由から活断層が認められないということに判断したのです。
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倉本昌昭#13
○倉本参考人 これは、音波探査の結果得られました記録の解析をいたしまして、各断面ごとにその検討をしておるわけでございますが、たとえばある測線につきまして検討をいたしました結果、そこの場所では海底の地形が顕著な変化がなく、大陸棚、大陸斜面、深海平たん面へとこれが移行しておりまして、大陸斜面への傾斜角が十度というような数字が出ておる。それからまた、その大陸斜面に分布する地層はB層というものであり、そのB層及びC層は起伏に乏しい緩傾斜のいわゆるD層斜面に、技術用語ではアバットと言っておりますが、アバットしておって、これらの地層には活断層を示唆する層理の変化が認められない。こういうような判断を、それぞれの各測線に沿った解析を行った上で、この測定を行った全域にわたってそういう判断をした上で、そこに断層があるか、活断層がないかというような判断をしたわけでございます。
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関晴正#14
○関委員 活断層を示唆するような層理が認められない、よって、活断層はないと判断をした。そうすると、活断層には層理がつきものなんですか。層理というのは何です。
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倉本昌昭#15
○倉本参考人 層理と申しますのは、地質が重なっておる、その重なり方と申しますか、そこに乱れがあるかどうかということ、また、その層理が切れておるかどうかということでございます。
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関晴正#16
○関委員 そうすると、層理がなければ活断層ではないということなんですか。
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倉本昌昭#17
○倉本参考人 層理に乱れがない場合にはそこに断層がないということでございまして、その場所に仮に断層が見られるという場合に、その層自身は第四紀層であるということでございますと、それは活断層ということになるわけでございます。
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関晴正#18
○関委員 重ねて聞きます。層理が認められないから活断層ではない。じゃ、活断層には層理がつきものなり、こういうことで認識していいのですか。
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倉本昌昭#19
○倉本参考人 ただいまの先生の、層理がないということではございません。層理に乱れがないと申しますか、それから、断層自身の判定と申しますかにつきましては、一つの判断の基準というようなものがやはりあるわけでございまして、それらの結果を踏まえ、そういうものをももとにしまして、層理がどういう場合に、層理の乱れがない、あるいはその断層というのは、どういうときにこれが断層と判断するかというようなことを、判定の際に検討して行っておるわけでございます。
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関晴正#20
○関委員 どうも、私の聞いていることにあなたは答えてないのですよ。あなた方は解析の結果、層理が認められない、あるいは層理の変化が認められない、こういろいろ言っているのですが、層理の変化がなかったり層理がなければ活断層ではないというのは定義ですかと私、聞いているのです。層理がなくても活断層の例があるでしょう。それは、あなたが答えられなかったら科学技術庁の方で答えてください。層理がなければ活断層ではない、そういうふうに断定できるのかと聞いているのです。しかし、層理がなくても活断層の例はあるでしょう。ないんですか。知っている方、答えてください。政府の方でもいいし、事業団の方でもいい。
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倉本昌昭#21
○倉本参考人 断層があるかないかということにつきましては、一般的に層理の変化や乱れがないという場合には断層がないというぐあいな判定をいたしておるわけでございまして、これらについては、大体学者の大半の方もそういうような意見を持っておられるわけでございます。
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関晴正#22
○関委員 もう一回聞きますよ。
 層理がなければ断層はない、層理がなくても活断層があるでしょう、その例がありませんかと聞いているのです。つまり、あなた方の認識では、層理に乱れがない、層理がない、よって活断層がない、こう言っているわけです。しかし、活断層すべてそうですかと私は聞いているのです。層理がなくても活断層の地帯があるでしょう。その例は幾多もあるでしょう。例がないのですか、あるのですか。知らないのは、ないのと同じじゃありませんかね。知らないなら知らないと答えてください。
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倉本昌昭#23
○倉本参考人 一般に明瞭な層理が認められるところでは、これは海底の場合にスパーカーによりまして断層構造の判断が非常に容易であるわけでございますが、まだ十分固まっていない、未固結の地層の場合には、これは十分注意して判定をしなければならないということでございます。しかし、この未固結の地層において実際に断層構造がある場合には、その下にある地層が固結した状態である場合には、当該下位の地層にも断層構造が認められるのが通例でございます。したがって、未固結の地層の下位の地層において断層構造が認められなければ、未固結層において断層構造はないということになります。
 今回の調査においても、このA層は現世の堆積物でございますし、B層はこれも半固結堆積物でございますが、スパーカー方式による調査の結果、第四紀層の地層に断層が認められなかったということで、また、その下位の地層でございますところにも明瞭な平行層理を有する第三紀層のC層がございまして、ここにも断層構造が見られなかったということから、このA層及びB層には断層構造がないというぐあいに判断をしているわけでございます。
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関晴正#24
○関委員 どうも、まだ返事が不確かです。言うなれば、層理が認められないから活断層がないとあなた方判定したのでしょう。では、層理がなければ、すべて活断層でないということになっているのですかと私は聞いているのですよ。ところが、層理がなくても活断層の例があるでしょう。事業団が知らないというならば、科学技術庁の政府の方で答えてください。知っているでしょう、あなたの方で。陸上でも海底でも、どちらでもいいですよ。層理がなくても活断層だという例はあるでしょう、ないのですか、その点だけ答えてください。
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倉本昌昭#25
○倉本参考人 そういった活断層があるかないか、私も不明にして知らないわけでございますが、大体こういう層理が認められない場合には、その断層構造の判断がやはり非常にむずかしいということで、そういったことについては十分注意して判断する必要があるということでございます。
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関晴正#26
○関委員 全然、聞いていることに答えてないですよ。知らないと言うのだから、この人に聞いたって答えが出てこないから、科学技術庁の方で答えてください。層理がなければ活断層ではない、こう言うけれども、層理がなくても活断層の例が幾多もあるでしょうと私は聞いているのです。あるかないか、答えればいいんです。言ってください。
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倉本昌昭#27
○倉本参考人 未固結の地層の場合には、そこのところの断層というのは判断が非常にしにくいということは、先生がおっしゃったとおりでございますが、ただ、この末固結の地層の場合に、実際に断層構造がある場合には、その下にあるほかの層においてこの断層が認められるのが通例であるということでございます。
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関晴正#28
○関委員 私の質問に答えてくれませんか。層理が認められなければ活断層ではない、よってここにあるものは活断層ではない、これはわかりました。そのお話はわかったのです。そこで、一般的に層理がなければ活断層ではないということが定義として成り立つのか成り立たないのか、知らせてください。層理がなくても活断層の例はあるでしょう、こう言うのです。そうすると、定義は成り立たなくなるでしょう。あるかないか、答えてくれと聞いているのです。科学技術庁の方で知っているでしょう。いままで、幾らでも原発の調査で活断層論争をやってきたのだもの、知らないことはないよ。答えてください。参考人は知らないのだから、知っている方、答えてください。あるでしょう、例が。
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高岡敬展#29
○高岡政府委員 ただいまの御質問は大変専門的な御指摘でございますが、いま原子力船事業団の専務理事からお答え申し上げましたように、その問題の対象に考えております層に活断層があるかどうかということで、そこの層の層理に乱れがあるかどうかというのが一つの判断でございますが、それと関連いたしまして、そこが未固結層ということで非常に判断がむずかしいという場合には、専務が申し上げておりますのは、私の理解では、その下の層に層理に乱れがあるというのがその活断層の特徴といいますか、そういう一般的な通性がある、そういう判断に基づいて、この場合には活断層がないという判断をしたということでございます。
 でございますから、先生の御質問の、ある特定の層に活断層といいますか、層理の乱れが必ずしもない場合であっても、その近くといいますか、活断層がある場合があろうかと思いますが、それはその下の層の層理の乱れがあるかどうかということで判断ができるものだ、今回の事業団の調査、判断というのも、そういうことを含めて判断したものというふうに私は理解しております。
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