瀬崎博義の発言 (予算委員会)
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○瀬崎委員 あなた方が調査された十九地区等のあなた方の指摘を見ても、そういう周辺条件だけが問題ではない、いわば不良な土地を抱えているということなんでしょう。
いま申し上げましたような、相当詳細な用地取得に当たっての手続を決めておきながら、なぜ国の機関である公団がこういう土地を大量に抱え込むことになったんだろうかというこの不思議。私は用地買収の困難を十分承知した上での話ですが、これを解明してくれているのが、いま資料としてお配りしている資料1の左の文書であります。これは公団の現状を憂えている職員と思われる方から届いた手紙の一部分であります。こう書いてあります。
公団職員ハ誰デモ一般論トシテハ 安ク土地ヲ入手スルコトヲ願ツテイマス トコロデ公団ハ 複数ノ責任アル不動産鑑定機関ノ評価額ヲ基準トシテ土地ヲ購入スルコトトシテイマスカラ モシモ余リ安イ鑑定価格ガ出マスト 実際問題トシテ 土地ノ購入ガ出来ナカツタリ 交渉ガ難渋シマスカラ イクラカ高目ノ評価額ガ出ルコトヲ 交渉担当者ハ期待スルノデス
ソコデ予メ 数社ノ不動産鑑定機関ノ評価ヲ サウンドシテ 比較的高イ評価ヲ付ケタ機関ヲ選ンデ正式ニ鑑定依頼ヲスルヨウナコトガ幹部モ承知デ行ナワレルノデス 又高イ評価額ガ出ナイカ鑑定機関ト相談スルコトモアリマス
コウシタ メイキング(内部デハ コウシタ操作ヲ メイキングトヨンデイマス)ガ行ナワレルコトモアリマスカラ 公団ガ 地価ヲツリアゲルト非難サレルノデス
兎ニ角ク 地価ハ一般ニ高クナリ 住宅建設費ノ内ニ用地費ガ占メル割合ハ四十八年頃カラ急ニ高クナリマシタ
彼様ナ メイキングハ ドンナ理由ガアロウトモ 不当デアルト我々自身反省シテオリマス
つまり、不動産鑑定機関の評価はつけなければいかぬことになっているんだけれども、そこで粉飾操作が加えられているという指摘なんですね。しかも、そういう粉飾操作が行われる背景について、
我々ノ事務的立場カラスレバ 買収ニ消極的ナ所デモ 本社ノ「土地ハ腐ラナイ」トノ方針ノ下ニ購入ニフミキツタ所モアリマス コンナ土地ノ相当部分ガ イワユル遊休地トナリ 又コンナ土地ニ ノルマ消化ノタメニ建設シタ住宅ガ 空家トナルノハ当然ノコトデス
こう述べられているわけですね。表面的にはきわめて厳重なチェックシステムがつくられているのだけれども、にもかかわらず不良な土地の大量購入が行われる、この原因にこの手紙は明確に答えているわけですね。
これをいただいて、私も複数の公団職員の方に、サウンドとかメイキングといった社内用語で行われている粉飾操作の有無を確認しました。残念ながらこれは事実だというのですね。
そこで、公団総裁に伺いますが、サウンドとかメイキングといった社内用語で行われている土地鑑定評価の粉飾操作、これはもう土地買収に当たっては必要なこと、必要悪といいますかやむを得ないことだ、そういうふうにお考えなんですか。