海原治の発言 (安全保障特別委員会)
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○参考人(海原治君) 総理大臣の発言についておまえどう思うかと言われると、これは非常に困るわけでございます。まことに無責任な、評論家としての感じを申しますと、中曽根さんは防衛庁長官として十三年前アメリカでレアード国防長官に同様のことを言っておられますね。これはいろんなところに出ていますけれども、日本海を日本湖にするとか、海峡のコントロールをやるとか、これは正式の訪米のとき言っておられるわけです。その後何もそれはできていません。で、同じことを今度言われた。なぜ言われたか。帰ってきてからの読売新聞の記事を読みますと、要するにアメリカ側に対して、国を守る決意、これを示さないことには、いざという場合には日米安保条約が機能しない、だから言ったんだということで、日本国内で発言をしたんでは日本人は余りびっくりしない、そこでアメリカでやったというふうにとれるようなことを言っておられます。それかどうかわかりません。しかし、そういうことではなかろうかと思います。しかし、問題は、いやしくも一国の総理大臣が同盟国の首都で有力紙に言ったことは、当然これを実行するだけの決意と努力と自信を含めての発言ではないかと思います。そして五六中業の上方修正というお言葉がございましたが、私は、いわゆる防衛庁の五六中業には思想はないと思います。いろんなところで書いておりますけれども、陸海空の自衛隊の幕僚の買い物計画の集合でありますから、これはもっと、一体日本の防衛とは何をどうすることによってどういう力が入るかという基本的な考え方をはっきりした上で検討されてしかるべきものと、こう思っております。したがいまして、その五六中業の達成のために予算がどうだこうだということについては、私は答える立場にはございませんし、そういうことは意味がないと思います。