小川国彦の発言 (農林水産委員会)

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○小川(国)委員 私も総理からそういう御要望をいただければ、大変喜んで同志の皆さんと一緒にこの問題について総理に篤と私どもの意見を申し上げたい、こういうふうに思います。
 そこで問題は、総理は今農林大臣を信頼し、それから食糧庁長官を信頼していらっしゃるということでございます。そういう信頼した数字でいくと、食糧庁は来年の十月三十一日で五十五万トン残す。さっき、ことしの十月三十一日で十万トン残す、それから来年の十月三十一日で四十五万トン、そうすると五十五万トン残す。それから、総理がこの秋の総裁選で再選されると、もう二年間任期が延びると、ちょうど総理の総裁選のころに百万トンになる、こういう計算になるのです。それから、その次の年になると百四十五万トン、こういうふうになるのです。
 この積み重ねは、総理、御理解いただきたいのですが、来年の十月三十一日までに、十万トンの残ったほかに四十五万トンの積み増しをやる。そうすると、四十五万トンの積み増しをするのには、大体米の作況指数が一〇〇ということでなければならない。それから、減反達成率が一〇〇%ということでなければならない。両方が一〇〇%、一〇〇%ぴたりいったところで四十五万トンの積み残しが残る、こういう計算なんです。
 ところが、この十年間の日本の作況指数ですね。この六年間で選ぶと作況指数は九七・七ということになるので、作柄のいいところも入れようと思ってこの十年間を計算しましたら、作況指数の平均が九九・四なんです。しかし、九〇ということもあり得る。九〇ということは、一千万トンで仮に計算すると、作況指数はいつも一〇%下回る。そうすると、一千万トンの米で一〇%下回れば百万トン減収になるのです。こういうふうに毎年作況指数で百万トン減収になるというふうに考えますと、四十五万トンの積み残しをつくろうというのはこの作況指数でも無理になってくる。ましてや減反が、今は全国の農民に一〇〇%以上達成しなければ補助金もやらない、いろいろな貸し付けも近代化資金も貸さないという厳しいことを言っていますから、農民は、一〇〇%では申しわけないから減反を百町歩やるところは百十町歩とか、全部署り増しがあるわけですね。達成率以上上回ってやっている。そうすると、ここでも計算の狂いが出てくる。
 中曽根さん、静岡高から東大へと優秀な成績で行かれた優秀な総理だと私は思っているのですが、中曽根さんでも高校、大学を通して全科目いつも百点を取ったということはないだろうと私は思うのです。それと同じように、この毎年四十五万トンの積み増しを、三年間で百三十五万トンの備蓄をやろうというのには、作況指数がいつも平年作で一〇〇になって、六年間の平均の九七ということではなくて一〇〇になって、減反達成率も一〇〇%を超えてはいけない、一〇〇%でとまれというのは、神わざでなければできないことだと私は思うのですよ。やはりそこで備蓄でもって百万トンなり二百万トンなりの、政府は五十年に二百万トンという備蓄数量を発表してきているのです。だから最低二百万トン、二カ月分、このぐらいの食糧を持つというお考えを持っていただきたいと思うのですが、いかがでございますか。

発言情報

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発言者: 小川国彦

speaker_id: 11979

日付: 1984-06-25

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会