阿部正俊の発言 (地方行政委員会)

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○説明員(阿部正俊君) 先生御指摘になられたのは、多分新聞等で報ぜられました北海道の小樽市の例ではないかというふうに思いますが、このケースの実情を聞いてみますと、次のようなことでございます。
 国民健康保険税の滞納というのは、これは非常に、ある意味ではゆゆしき問題だと思っております。保険といいますのは、やはり一〇〇%みんなで出し合うから成り立つのが保険でございますので、いわば事情はともかく、結果としてある人は納めていないということであると保険というのは本来成リ立たないわけでございます。やはり一〇〇%目指して収納というのが本来のあり方だと思
うんでございますが、そんなこともありますが、ただ、最近収納率というのが総体的に落ちてきておることも確かでございまして、小樽市の例もかなり、九〇%前後に落ちてきているというふうな状況の中で、この収納対策というのが非常に国保の最大の課題だという実情はあったようでございます。ただ、事情を聞いてみますと、被保険者証の交付がなかったケースというのが相当あるわけでございますけれども、このすべてについて滞納だから渡さなかったのだという事実はございません。ただ、被保険者証の更新なり交付という場合に、保険料が納められていない世帯につきまして右から左に自動的に被保険者証を郵送するというふうなことでは、やはり資格確認があくまでも不十分でございますので、そういう方々については一度市役所の方に出向いていただきまして、確認した上で被保険者証を交付しようというふうなやり方をとったということでございまして、そういったように御来所をいただいた方々について、滞納されているケースについてはその席で国民健康保険制度の内容の、趣旨の御理解をいただくなり滞納の解消なりについて御協力を求めた、こういうふうなことでございます。
 ただ、余り長期にわたりまして被保険者証を交付しないということは被保険者の受療の機会を閉ざすことにもつながりかねない面がございますので、小樽市の市役所の方でも、余り長期にわたる者については各個別に自宅を訪問いたしまして、確認した上で被保険者証の交付をやっておったということでございます。
 ただ、そういう場合でもお留守だったり、どうしても確認できなかったケースというのが数十世帯最後まで残って、その方々については、大体一年ぐらい被保険者証の交付が結果としてなかったというふうなことになったわけでございますけれども、現在では、確認された方について被保険者証の交付がないというケースはすべて解消されておるというふうに聞いております。

発言情報

speech_id: 110114720X00519840331_045

発言者: 阿部正俊

speaker_id: 13814

日付: 1984-03-31

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会