佐藤三吾の発言 (地方行政委員会)

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○佐藤三吾君 事件のたびに遺憾であり努力する、率直に言って国民の皆さんから見ると聞きあきたんじゃないですか。こう打ち続くと、私はやっぱり、さっき申し上げたように、もうそういうことでは通らなくなる。そして、依然としてグリコと金塊事件は未解決、こういう事態ですから、私はこれはもっとやっぱり厳しく認識をして改めていただかなきゃいけないんじゃないかと思うんです。
 そういう中で、御存じのとおりに、元警視監松橋氏の本が出された。何か新聞で見ますと、異常な売れ行きでベストセラーだと、こう言っておるんです。これは一昨日寺田議員がこの問題を取り上げたわけでございますが、確かに性格的にいろいろ問題があるかもしれません、そういう指摘でした、警察側の答弁は。しかし、一〇〇%全部この内容はうそだと、こういうことにはならぬのじゃないかというのが、一昨日の議論の中で私どもが受けた印象なんです。で、現実に私は十二日に、この中にありました菅生事件問題、この問題で、警察官戸高公徳があの事件で有罪判決を受けながら復職をしておると、こういう記述がございましたので、この問題についてただしたんですが、後ほど官房長からの――委員会の中では答弁できなかったんですが、御報告を聞きますと事実のようでありますね。ですから、私はやっぱり一〇〇%は信用できないにしても、誇張の部分もあるとしても、しかし告発を含んで、事実がやっぱりあることは間違いない、そういう心証を深めました。
 で、警察職員が二十五万で警官が二十一万ですか、それをキャリア組という、この本の中ではいわゆる資格者というか、この方々、四百数名が頂点に陣取って上意下達と成績主義、こういうやり方でやられているこの現状の警察機構、人事、そういうところからいろんな矛盾が噴き出しておる。いわゆる民主警察という姿の中身はそういう仕組みになっておる、そこに一番大きな問題があるんじゃないかということを十二日の最後に私は追及したんでありますが、そのことはこの松橋さんの本の中にも、キャリア組の立場からその点を強調しておる。こういうことからいって、そこに私はメスを加えていかないと、一連の警察を取り巻く疑惑、不祥事、そうしてその中に渦巻いておるうっぷんというものは解消しないんじゃないか、こういうふうに思うんです。
 中身をいろいろ十二日も聞きましたが、例えば県警本部長一つとってみましても、四十七人の県警本部長のうちにキャリア組以外の者が何人おるのか。ほとんどキャリアで占めておるんじゃないか。警察官で能力と努力をすれば県警本部長になれる、警察庁長官にもなれるという仕組みになっていない、こういうところに私はやっぱり今日の警察の腐敗問題というのが起こっておるんじゃないかというふうに思うんです。
 そういう意味で、この問題について警察庁長官としてどういう御認識を持ち、対応しようとしておるのか。その点についてひとつお聞きしたいと思います。

発言情報

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発言者: 佐藤三吾

speaker_id: 5982

日付: 1984-07-19

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会