地方行政委員会

1984-07-19 参議院 全260発言

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会議録情報#0
昭和五十九年七月十九日(木曜日)
   午前十時開会
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長        大河原太一郎君
    理 事
                岩上 二郎君
                真鍋 賢二君
                志苫  裕君
                三治 重信君
    委 員
                井上  孝君
                加藤 武徳君
                上條 勝久君
                出口 廣光君
                松浦  功君
                吉川 芳男君
                佐藤 三吾君
                中野  明君
                神谷信之助君
   衆議院議員
       修正案提出者   小澤  潔君
       修正案提出者   草野  威君
       修正案提出者   岡田 正勝君
   国務大臣
       国 務 大 臣
       (国家公安委員
       会委員長)    田川 誠一君
   政府委員
       警察庁長官    三井  脩君
       警察庁長官官房
       長        太田 壽郎君
       警察庁長官官房
       審議官      福島 静雄君
       警察庁刑事局保
       安部長      鈴木 良一君
       警察庁警備局長  山田 英雄君
       国税庁直税部長  冨尾 一郎君
       自治大臣官房審
       議官       土田 栄作君
       自治省行政局公
       務員部長     中島 忠能君
       自治省財政局長  花岡 圭三君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        高池 忠和君
   説明員
       警察庁刑事局保
       安部防犯課長   古山  剛君
       厚生省生活衛生
       局指導課長    瀬田 公和君
       通商産業省産業
       政策局物価対策
       課長       綾部 正美君
       建設省都市局都
       市計画課長    鈴木 政徳君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○風俗営業等取締法の一部を改正する法律案(内
 閣提出、衆議院送付)
    ―――――――――――――
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大河原太一郎#1
○委員長(大河原太一郎君) ただいまから地方行政委員会を開会いたします。
 風俗営業等取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。
 前回に引き続き、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言を願います。
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佐藤三吾#2
○佐藤三吾君 きょうは三井長官がお見えでございますから、法案審議に入る前に、二、三お聞きしておきたいと思うんですが、十二日のこの委員会で私、最近の警察の一連の不祥事についてただしたわけですけれども、昨日もまた盛岡ですか事件が出ていますね。飲酒運転で突っ込んだという事件が起こっておりますが、しかし西のグリコ、東の白昼強盗と、こういう事件は未解決のまま、そういう中で一連の警察官の不祥事というのが次々に起こっている。私がざっと洗ってみると、ことし半年、一月から六月までで十三件事件が連続して発生している。特にグリコの問題で、大阪府警、兵庫県警というのはまさに今非常態勢だと思うんですよ。三井さん、あなたもやっぱり現地にその状況を督励を含めて行っていますね。そういう中でこの兵庫県警が白昼強盗をやる、こういう事態というのは、私はもう異常と言うしかないと思うんです。
 そういうことで、私は十二日に、これには構造的な問題があるんじゃないかということで、二十五万の警察職員、そのうちの二十一万の警察官の中で何が起こっておるのか、こういった点を二時間にわたって追及したわけでありますが、なかなかその問題点が出てこない。私はやっぱり大多数の警官というのはまじめに――昨日も大阪でああいう人質事件に対して徹夜でひとつ頑張るという警官もおる。しかし、こういう事態は大多数の警察官に対して、私は非常に不安と動揺を与えておると思うんです。
 かつて五十三年のときだったと思うんですが、外勤の巡査が大学生の下宿に押し込んで絞殺という事件が起こって、時の警視総監が辞任をするという事態がございました。しかし、この問題に対して一向に警察庁の最高首脳としての責任のとり方もまだ出ていない、こういう事態に対して、警察庁長官としてどういう認識をしておるのか、それをきょうひとつ長官からお聞きしたいと思うんです。
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三井脩#3
○政府委員(三井脩君) 重要な事件が発生しておるときでありますが、その中で警察官の不祥事が起こっておるということでありまして、私たちとしてはまことに遺憾な事態であると考えておるわけであります。
 警察官の不祥事にはそれぞれ一件一件に直接の動機その他原因等があるわけでありまして、これについては、その問題について対症療法的でありますが、例えばサラ金の問題とか生活設計上の問題とか、それぞれについて対策を講じていくということをやっておるわけであります。しかし、基本は警察官がその職責の重要性を十分に認識をして、また世間の風潮以上に警察官に求められる倫理性と廉潔性、こういうものを堅持するということが大切であると考えるわけでありまして、これは常日ごろそういう努力をしておるわけでありますが、こういう事件を契機といたしまして一層努力をするということで、それぞれの県警察、そしてまた警察庁においてそれぞれの段階で手を打っておる、こういうことでございます。
 グリコ事件その他金塊事件等の重要事犯につきましては、目下鋭意捜査に努力中でありますので、これはぜひともできるだけ早期に検挙、解決をしたいということで、警察庁を含め関係府県一生懸命やっておる、こういう段階の問題でございます。
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佐藤三吾#4
○佐藤三吾君 事件のたびに遺憾であり努力する、率直に言って国民の皆さんから見ると聞きあきたんじゃないですか。こう打ち続くと、私はやっぱり、さっき申し上げたように、もうそういうことでは通らなくなる。そして、依然としてグリコと金塊事件は未解決、こういう事態ですから、私はこれはもっとやっぱり厳しく認識をして改めていただかなきゃいけないんじゃないかと思うんです。
 そういう中で、御存じのとおりに、元警視監松橋氏の本が出された。何か新聞で見ますと、異常な売れ行きでベストセラーだと、こう言っておるんです。これは一昨日寺田議員がこの問題を取り上げたわけでございますが、確かに性格的にいろいろ問題があるかもしれません、そういう指摘でした、警察側の答弁は。しかし、一〇〇%全部この内容はうそだと、こういうことにはならぬのじゃないかというのが、一昨日の議論の中で私どもが受けた印象なんです。で、現実に私は十二日に、この中にありました菅生事件問題、この問題で、警察官戸高公徳があの事件で有罪判決を受けながら復職をしておると、こういう記述がございましたので、この問題についてただしたんですが、後ほど官房長からの――委員会の中では答弁できなかったんですが、御報告を聞きますと事実のようでありますね。ですから、私はやっぱり一〇〇%は信用できないにしても、誇張の部分もあるとしても、しかし告発を含んで、事実がやっぱりあることは間違いない、そういう心証を深めました。
 で、警察職員が二十五万で警官が二十一万ですか、それをキャリア組という、この本の中ではいわゆる資格者というか、この方々、四百数名が頂点に陣取って上意下達と成績主義、こういうやり方でやられているこの現状の警察機構、人事、そういうところからいろんな矛盾が噴き出しておる。いわゆる民主警察という姿の中身はそういう仕組みになっておる、そこに一番大きな問題があるんじゃないかということを十二日の最後に私は追及したんでありますが、そのことはこの松橋さんの本の中にも、キャリア組の立場からその点を強調しておる。こういうことからいって、そこに私はメスを加えていかないと、一連の警察を取り巻く疑惑、不祥事、そうしてその中に渦巻いておるうっぷんというものは解消しないんじゃないか、こういうふうに思うんです。
 中身をいろいろ十二日も聞きましたが、例えば県警本部長一つとってみましても、四十七人の県警本部長のうちにキャリア組以外の者が何人おるのか。ほとんどキャリアで占めておるんじゃないか。警察官で能力と努力をすれば県警本部長になれる、警察庁長官にもなれるという仕組みになっていない、こういうところに私はやっぱり今日の警察の腐敗問題というのが起こっておるんじゃないかというふうに思うんです。
 そういう意味で、この問題について警察庁長官としてどういう御認識を持ち、対応しようとしておるのか。その点についてひとつお聞きしたいと思います。
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三井脩#5
○政府委員(三井脩君) 現在の警察幹部に登用する仕組みの中に問題があるのではないかという御指摘でございますが、警察の中では実力さえあればどんどん幹部になれるというのが警察の基本的原則といいますか、ほかの役所と比べるのもどうかと思いますけれども、とりわけ警察の場合はそういうふうな任用制度になっておって、これがまた一般警察官にとっての一つの魅力でもあろうかと、こう思うわけでありますが、現在のいわゆる資格者と、それから一般から幹部になる人、俗に推薦組と、こう言っておりますが、この俗称資格者制度というのは、警察に限らず、どこの役所でもやっておることでありまして、これはそういう幹部を養成するやり方、仕組みとしては特に問題はない制度ではなかろうかと、こういうふうに思います。そしてまた、一般の巡査から幹部に上がってくる推薦組と言われる人たちから本部長になっておる人も、全国では今、北海道の方面本部長も含めて、いわゆる本部長というのは五十一名になるわけでありますが、大体五名ぐらい、多少の変動はありますけれども、大体五名ぐらいは推薦組の方から本部長になる、こういうようなことでありまして、これは余り少ない数ではないと私たちは思っておるわけであります。
 問題は、そういうふうにして幹部になった人たちが幹部にふさわしい仕事をしておるか、幹部にふさわしい者であるかどうかということが一番大事なことであろうと、こう思うわけでありまして、それぞれ選ばれて本部長になるわけでありますから、そのあり方、仕事の中身におきましても、また生活態度でありましても、公私を通じて問題のない、非難されることのないようなということが一つでありましょうし、また、積極的に警察官の士気を高め、その県その県における治安の維持のために全警察の能力を発揮して、自分が先頭に立って任務を果たしておるかどうかと、こういうことでありまして、本部長になる人は、本部長になるためには今はもう二十数年かかるわけでありますが、その間にそういう修業をしておると言ってもいいぐらいの努力をして、その結果なるわけでありますので、特に問題はないと思いますが、それにいたしましても、多くの部下を率いてその仕事に当たるわけでありますので、常に精進努力をして間違いなきを期する、自分の任務にふさわしい能力を涵養し、そしてそのふさわしい仕事をしておるかどうかということは各人各人が努力をすべきことでありますし、警察庁といたしましてもそういう方向に持っていくように管理上のいろいろの努力をすると、こういうことで努めておるわけでありまして、最近起こっておるいろいろな問題につきましても、我々はそういう観点から、幹部が幹部たるにふさわしいあり方をするように、また能力を身につけるように努めてまいるつもりでありますし、現にやっておるところでございます。
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佐藤三吾#6
○佐藤三吾君 長官は、五十一名の中で五名程度推薦組がある、それでちょうどいいんじゃないかと、こういうお話ですが、その是非について私はここでは論じません。しかし、現実にそこにパイプが詰まるといろいろな吹き出物が出てくるというのが今の一つの現象だと思うんですよ。そして、しかも今その現象が起こっておるように、実際問題いろいろな意味のパイプが詰まっておるんじゃないか、こういうような感じがします。ここら辺はきょうあえてこの問題についてこれ以上追及しませんが、例えばあなたがおっしゃったように、キャリア組の中では、あなたたちの評価に見ると松橋さんは非常に悪い、問題があると、こういう指摘ですね。そういう人がやっぱりキャリア組の中には何人か含まれておるはずです。人格方正にして優秀な人材を選ばれたんでしょうけれども、決してそうでない方も出てくるわけですし、いろいろあるでしょう。そういうような意味で、私はやっぱり警察機構そのもののあり方が本当に民主警察としてのあり方なのか、この辺でやっぱりひとつ検討し直す必要があるというふうに思うんです。そういう意味で、長官のお考えをひとつ聞いて次に移りたいと思うんです。
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三井脩#7
○政府委員(三井脩君) ちょっと細かいことで恐縮でございますが、あの本の著者はいわゆる戦後第一回の採用でありまして、あの当時はまだそういう制度が確立てきない過渡期のことでありまして、いわば本部長になれる人と本部長になれない人と込みに採った時期でございます。その中で選別をして本部長になれない人を落としていくということで、半分ぐらいは本部長にあの時期はなっておらないわけでありますが、それを別といたしまして、私たちは警察本部長というのは、その県におきまして千数百名、もう一番少ない県でも警察官、一般職員を含めまして千百名の部下を持っておると、そういう意味ではその部下を統率するにふさわしい能力と人柄である必要がありますし、またその仕事の内容が一県の治安を維持する、また一県の治安の維持を通じて国全体の治安を維持すると、こういう重要な任務でありますので、そういうふさわしい人であるように本人が努めるとともに、我々警察庁がそういうふうに持っていくという努力を常々やっておるわけでありまして、今回の事件に限らず、常々そういう問題がないかということには努力をしておるわけでありますから、こういう時期でありますので、一層そういう角度からその辺の努力を続けてまいりたいと思います。
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佐藤三吾#8
○佐藤三吾君 次に、警備局長にお聞きしますが、あなたは十二日に、松橋氏のこの問題について私がただした際に、あれは本ではCIAと書いておるけれども違うんだと、こういう御発言がございましたですね。ちょっとあのときには私はいろいろな問題の内容で深追いをしなかったんですけれども、CIAでないとすれば、あなたが言うのはどういう機関で、それはどういう内容のものですか。
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山田英雄#9
○政府委員(山田英雄君) 昭和三十年代の古いことでありまして、記録もないので当時の関係者に聞いた話として、IACPというものの招待であったということを承知しておるわけでございますが、日本語で訳しますれば国際警察長協会と訳すべきものだと思います。十二日の日にもそのもとの言葉で、インターナショナル・アソシエーション・オブ・チーフズ・オブ・ポリスということで、国際警察長協会と訳すべき機関だと思いますが、これは昨年の国際警察長協会のパンフレットによりますと、その業務といいますのは、これは一八九三年に創設されておるようでございます。昨年現在で世界六十三カ国を代表する約一万一千人のメンバーで構成されておりまして、本部はアメリカにあるわけですが、その組織の目的は、世界の警察管理者間での職務協力と情報及び経験の交流、それを促進することが一つ、それから適正な警察官の採用、訓練を推進すること、さらには職務遂行の水準と品行の向上を助長することというようなことを協会の目的として、会議開催、意見交流、管理者セミナーあるいは専門家の訓練というようなことで幅広い活動を行っておる機関であるというふうに承知いたしております。
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佐藤三吾#10
○佐藤三吾君 これは国際という名がついていますけれども、実際はアメリカの自治体警察の署長さんが集まって、そうしてつくっておる機関じゃないんですか。
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山田英雄#11
○政府委員(山田英雄君) これはそうではございませんで、世界各国のメンバーも入っていると思います。といいますのは、我が国でも警察庁長官と警視総監がメンバーになっておりまして、毎年の総会には日本の代表として若干の幹部を出席させておるという実態も現在ございます。
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佐藤三吾#12
○佐藤三吾君 その警察庁長官と警視総監が名前を連ねたというのはいつのときですか。
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山田英雄#13
○政府委員(山田英雄君) これは正確な年次はあれでございますが、昭和三十年ごろというふうに承知しております。
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佐藤三吾#14
○佐藤三吾君 どうもあなたのおっしゃることが不思議に思えて松橋さんに私は聞いてみたんですが、そうしたら、聞いてみたら、本人の話では、確かにそういう機関はございますと。そして、そこにもありましたと。それは所長さんと女子職員と二人当時はおりましたと。それは五カ月の間にわずかに一日あっただけで、あとはCIAが中心になってホテルに缶詰になって教育を受けましたと、こういうことなんです。そうして、この本にも書いてありますが、とにかく日本大使館に行っては困る、日本人と会っては困ると、こういうことで、極秘の中で受けましたと。で、Kという人が一緒に行って、途中でノイローゼになって帰ったという経緯があの中に書いてありますが、そのKという人は、言うなら、そのおきてを破って日本大使館に行ったらしい。それが問題になって、この際ひとつ、もう面倒見切れないということで、警察庁と連絡とって帰すことにしたんだ、何なら自分は証人に立ってもよろしい、決してこれは私は――これは自分が五カ月おって全部すっと日誌もあるそうです。だれだれに毎日会ったという日誌も持っておるそうです。そういうものを本委員会でこういうふうにやられたのでは私も承服できがたいと、こう言っておるんですが、いかがですか。
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山田英雄#15
○政府委員(山田英雄君) IACPの招待で、IACPのアレンジする各警察機関を訪問し、あるいは視察し、いろいろレクチャーを受けて勉強したというのが実態であると承知しております。そういう意味では、前回も答弁申し上げましたが、FBIももちろん入っておりますし、ワシントン市警察本部にも行って制服のパトロール勤務をともにする等、いろいろな各種の勉強をしておったと承知しております。
 それで、Kとの関係につきましては、前回も答弁申し上げたと思いますが、全くあそこに書いてあることは思い違いでございまして、Kの立場からすれば全く違う事実というものを言っておるわけでございまして、その点については前回、ある具体的な事実について、ノイローゼで自殺するのを救ったという事実について全く違うということを御答弁申し上げたと思いますが、そういう状況でございます。
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佐藤三吾#16
○佐藤三吾君 これは今あなた、FBIも入っておるということですが、彼に言わすと、FBIへも五カ月のうち一日行ったそうです。そしてFBIで話を聞いたそうで、これはごく例外中の例外だ、こう彼は言っている。もっぱらCIAが専門で、情報の収集方法であるとか、特にソビエト、中国、当時は中国が問題でしたから、そういった東欧諸国を中心に勉強したと、こう言っているわけですね。
 これはここではなかなかあれですから、委員長にひとつお願いしたいと思うんです。
 寺田議員も証人喚問の要求をしておりましたが、私もやっぱり彼の証人喚問を要求して、この委員会でひとつただしてみたいと思いますが、いかがですか。
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大河原太一郎#17
○委員長(大河原太一郎君) 佐藤君に申し上げます。
 前回、寺田君からも御要望がございまして、理事会において協議いたし、早急に結論を出すということに相なっておりますので、同様の取り扱いをしたいと思います。
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佐藤三吾#18
○佐藤三吾君 もう一つ、時間がございませんので、ついでに聞いておきたいと思うのです。
 それは七月十六日に新聞で報道された内容ですが、国税庁来ておりますか。
 日本の犯罪、政治不信の最たるものとして、国会でも今これは問題になって、最大の争点になっておるんですが、田中元首相の関連会社が十一社、五十六年、七年ですか、新金脈、脱税、こういったことについて、私も決算委員会や行革特別委員会の中で追及してきたんですが、その結果が七月十六日の新聞では八社で五億二千万の申告漏れ、悪質な脱税ということで三億円の追徴をなさった、こういう記事が出ておるわけですが、これは事実ですか。
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冨尾一郎#19
○政府委員(冨尾一郎君) ただいま先生御指摘のような新聞報道があったことを承知をいたしております。私どもとしては、御指摘の法人につきまして昨年調査を行ったことにつきましては否定をいたしませんが、その内容につきましては、個別の事柄にわたることでございますので、御答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
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佐藤三吾#20
○佐藤三吾君 守秘義務ということでしょうが、これは新聞記事が全く虚報ということではないんでしょう。
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冨尾一郎#21
○政府委員(冨尾一郎君) 繰り返した御答弁になるかと思いますが、調査の事実は私どもとして否定いたしませんが、この調査の内容として報じられました事柄につきましては、個別の問題にわたることでございますので、答弁を差し控えさせていただきたいと思います。
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佐藤三吾#22
○佐藤三吾君 否定なさるんですか。どうです。
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冨尾一郎#23
○政府委員(冨尾一郎君) 私どもは、否定をするということではなくて、守秘義務がございますので、その中身についてあれこれ申し上げることは差し控えさせていただきたいということでございます。
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佐藤三吾#24
○佐藤三吾君 これは仙台地裁ですかの判決があるように、あれもやっぱり脱税の事件について税務署が公表したのか漏らしたのか、そのことが問われたわけですけれども、判決の結果は、そういう脱税行為等を行うものを公表したからといって守秘義務の責任追及は受けない、こういうことがきちっと判決で出ておるじゃありませんか。だから私は、ここで守秘義務を言うなら、中身をいろいろ聞こうと思いませんが、この新聞記事は否定なさるんですか、どうですかと聞いているわけです。
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冨尾一郎#25
○政府委員(冨尾一郎君) 私どもとしては、調査を行ったことは否定をいたしませんが、内容につきましては、繰り返して申し上げるようでございますけれども、いろいろそれについてコメントすることは差し控えさしていただきたいと思います。
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佐藤三吾#26
○佐藤三吾君 悪いことをして捕まえて、それを守秘義務で守るというのは私は解せないんですけれども、まあいいです。
 その中に、軽井沢商事の売却代金の大半が流れた吉原組に対して国税庁は、本年一月、不当利得返還訴訟を起こしておるという、こういう記事もあるわけですが、これは事実でしょう。
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冨尾一郎#27
○政府委員(冨尾一郎君) 御指摘の軽井沢商事の関係でございますが、訴状に基づいて申し上げますと、滞納者でございます軽井沢商事株式会社が所有をしておりました土地の売買代金の中から三億四千万円を被告会社でございます吉原組が不当に取得していたということのために、国といたしましては、滞納者、つまり軽井沢商事が吉原組に対しまして有しております不当利得返還請求権を差し押さえておりますが、それを取り立てるためにこの訴訟を提起した、こういうことでございます。
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佐藤三吾#28
○佐藤三吾君 やはりそういうことで、それは事実ですね。
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冨尾一郎#29
○政府委員(冨尾一郎君) はい。
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