山村新治郎の発言 (農林水産委員会)
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○国務大臣(山村新治郎君) 実は農林水産省といたしましては、この三年間局長クラスの大きな人事というものは行っておりませんでした。これはもちろん日米農産物というような問題もございまして、そういうような意味からも、局長クラスを動かすということはどうかということでやってまいったわけでございますが、農産物の方はおかげさまで四月に一応一区切りを見たわけでございます。そしてまたこの春の段階で、それではひとつ人事刷新ということも考えたわけでございますが、法案審議、そしてまた五十三年産米に関する論議が行われまして、今回まで人事というものを延ばさざるを得なかった情勢にございます。
ところで、来年以降の農政の骨格を決定づけまする六十年度予算要求の取りまとめをすべき時期も来ておりますし、また、米価決定も例年よりおくれることもございまして、米価決定後まで人事を延伸することは、来年度予算要求に向けての政策取りまとめ上支障を来すおそれがあるということを考えました。そこで、国会中ではあり、さらには二法案の審議の途中ということで皆様に御迷惑をおかけした面もございましたが、予算編成等の事情も考えまして、現下の農政の新しい諸問題に対処する人事を七月六日という時点を選んで行ったものでございます。
もう一つ、人心一新、若返りという面もございました。ちょうど霞が関で他の省庁から農林水産省にはホンコンフラワーが咲いておるということでございます。何だと思って聞いてみましたら、大概花というものは一年で散るものだけれども、あそこは三年間も咲き続けたということで皮肉であったようでございます。また、省内におきましてもいろいろ難しい問題等が出てまいりますと、部や課でわからない問題が出てきますと局長のところへ行って聞いてこいと。なぜかというと、局長の方が部長より課長より詳しいという、こういうような皮肉もあったようでございまして、これはやはり何といってもここで人心一新を図らなければならないということで今回の人事を行いました。しかし、今回の大事につきまして、特に行政の連続性の面も十分に配慮いたしまして適切な人事を行ったというぐあいにお考えいただきたいと思います。