増田信雄の発言 (交通安全対策特別委員会)

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○増田説明員 まず旅客ターミナルでございますが、先ほども申し上げましたように、国際的な水準から見ますと千百万人ぐらい、昨年度の状況ぐらいで一つの節目と考えております。したがいまして、これからは、ほっておきますと非常な混雑状況を来すというふうに考えております。特に千百万のうちの約二〇%近くが通過客でございます。通過客は本当に立錐の余地もないというような状況でございますので、新空港公団におきましては今年度から通過客のための待合室を増設することにいたしております。さらに、来年度以降におきましてターミナルビルの改装に手をつけるということを御検討中でございます。そのようにしましてターミナルの能力をふやすという努力はいたしておりますが、しょせん既存の施設の改良でございますので、能力のアップにも限界がございます。一方、需要の方は先ほど申しましたように着実に伸びておりますので、私どもは六十年代の半ばごろにはターミナルがあふれてくるのではないかというふうに心配いたしております。
 さらに滑走路についてでございますが、御承知のとおり国際線というのは離発着が非常に偏っております。成田国際空港で申しますと、夕方から夜にかけて離発着が非常に集まっておりまして、昼間はがらがらという状況でございます。こういう一つの山と谷の形を前提にいたしまして、国際線としてダイヤの調整をしないでどの程度使えるかということを試算いたしますと、年間九万回くらいまでなら御不便をかけないで使えるというふうに思っております。さらに九万回を過ぎまして、航空会社の協力を得ながらダイヤの大幅な調整を行う、あるいは地上の待機、空中の待機という利用者にとって御不便をかけながら使っていくということになりますと、十一万回くらいまでは使えるのじゃないかと思っております。そういうことを考えますと、滑走路につきましてはここ二、三年でいわゆる好ましい状態を超してしまう。最終的にはターミナルとほぼ同じ時期、六十年代の半ばにはいわゆる国際空港としては使いづらい混雑の状態になってくると思います。
 そういうことを総合して考えますと、二年ないし三年後におきまして国際空港としての円滑な運用に支障が生じてくる、さらに混雑が増してまいりまして六十年代の半ばには日本の表玄関としては恥ずかしいというか、支障のあるような状態になってくるのじゃないかというふうに私どもは考えております。

発言情報

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発言者: 増田信雄

speaker_id: 18982

日付: 1985-06-06

院: 衆議院

会議名: 交通安全対策特別委員会