交通安全対策特別委員会
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会
会議録情報#0
昭和六十年六月六日(木曜日)
午前十時二分開議
出席委員
委員長 小川新一郎君
理事 浦野 烋興君 理事 太田 誠一君
理事 鹿野 道彦君 理事 関山 信之君
理事 坂井 弘一君
臼井日出男君 加藤 卓二君
北川 正恭君 津島 雄二君
船田 元君 沢田 広君
村山 富市君 森中 守義君
伏屋 修治君 伊藤 英成君
永江 一仁君 辻 第一君
出席国務大臣
運 輸 大 臣 山下 徳夫君
建 設 大 臣 木部 佳昭君
出席政府委員
総務政務次官 岸田 文武君
総務庁長官官房
交通安全対策室
長 波多 秀夫君
防衛庁教育訓練
局長 大高 時男君
防衛施設庁施設
部長 宇都 信義君
運輸省地域交通
局長 服部 経治君
運輸省貨物流通
局長 栗林 貞一君
運輸省航空局長 西村 康雄君
建設省道路局長 田中淳七郎君
委員外の出席者
警察庁交通局番
議官 広谷 干城君
防衛庁教育訓練
局訓練課長 上田 秀明君
大蔵省銀行局保
険部保険第二課
長 鏡味 徳房君
文部省体育局学
校保健課長 下宮 進君
運輸大臣官房審
議官 増田 信雄君
運輸省地域交通
局陸上技術安全
部長 神戸 勉君
運輸省港湾局計
画課長 坂井 順行君
運輸省航空事故
調査委員会委員
長 八田 桂三君
運輸省航空事故
調査委員会事務
局長 星 忠行君
海上保安庁警備
救難部参事官 辻 宏邦君
日本国有鉄道総
裁室法務課長 本間 達三君
日本国有鉄道運
転局保安課長 小原 孝夫君
参 考 人
(日本道路公団
理事) 戸谷 是公君
参 考 人
(新東京国際空
港公団総裁) 秋富 公正君
特別委員会第一
調査室長 内野 林郎君
―――――――――――――
委員の異動
六月六日
辞任 補欠選任
上野 建一君 村山 富市君
伊藤 英成君 永江 一仁君
同日
辞任 補欠選任
村山 富市君 上野 建一君
永江 一仁君 伊藤 英成君
―――――――――――――
五月二十日
シートベルト着用の法制化に関する陳情書
(
第四二九号)
は本委員会に参考送付された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
参考人出頭要求に関する件
交通安全対策に関する件
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前十時二分開議
出席委員
委員長 小川新一郎君
理事 浦野 烋興君 理事 太田 誠一君
理事 鹿野 道彦君 理事 関山 信之君
理事 坂井 弘一君
臼井日出男君 加藤 卓二君
北川 正恭君 津島 雄二君
船田 元君 沢田 広君
村山 富市君 森中 守義君
伏屋 修治君 伊藤 英成君
永江 一仁君 辻 第一君
出席国務大臣
運 輸 大 臣 山下 徳夫君
建 設 大 臣 木部 佳昭君
出席政府委員
総務政務次官 岸田 文武君
総務庁長官官房
交通安全対策室
長 波多 秀夫君
防衛庁教育訓練
局長 大高 時男君
防衛施設庁施設
部長 宇都 信義君
運輸省地域交通
局長 服部 経治君
運輸省貨物流通
局長 栗林 貞一君
運輸省航空局長 西村 康雄君
建設省道路局長 田中淳七郎君
委員外の出席者
警察庁交通局番
議官 広谷 干城君
防衛庁教育訓練
局訓練課長 上田 秀明君
大蔵省銀行局保
険部保険第二課
長 鏡味 徳房君
文部省体育局学
校保健課長 下宮 進君
運輸大臣官房審
議官 増田 信雄君
運輸省地域交通
局陸上技術安全
部長 神戸 勉君
運輸省港湾局計
画課長 坂井 順行君
運輸省航空事故
調査委員会委員
長 八田 桂三君
運輸省航空事故
調査委員会事務
局長 星 忠行君
海上保安庁警備
救難部参事官 辻 宏邦君
日本国有鉄道総
裁室法務課長 本間 達三君
日本国有鉄道運
転局保安課長 小原 孝夫君
参 考 人
(日本道路公団
理事) 戸谷 是公君
参 考 人
(新東京国際空
港公団総裁) 秋富 公正君
特別委員会第一
調査室長 内野 林郎君
―――――――――――――
委員の異動
六月六日
辞任 補欠選任
上野 建一君 村山 富市君
伊藤 英成君 永江 一仁君
同日
辞任 補欠選任
村山 富市君 上野 建一君
永江 一仁君 伊藤 英成君
―――――――――――――
五月二十日
シートベルト着用の法制化に関する陳情書
(
第四二九号)
は本委員会に参考送付された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
参考人出頭要求に関する件
交通安全対策に関する件
――――◇―――――
小
小川新一郎#1
○小川委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として新東京国際空港公団総裁秋富公正看及び日本道路公団理事戸谷是公君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として新東京国際空港公団総裁秋富公正看及び日本道路公団理事戸谷是公君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
小
小
小川新一郎#3
○小川委員長 次に、昭和五十九年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況並びに昭和六十年度において実施すべき交通安全施策に関する計画について説明を聴取いたします。岸田総務政務次官。
この発言だけを見る →岸
岸田文武#4
○岸田(文)政府委員 「昭和五十九年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況」及び「昭和六十年度において実施すべき交通安全施策に関する計画」について御説明をいたします。
この年次報告は、交通安全対策基本法第十三条の規定に基づき、政府が毎年国会に提出することになっておるものでございます。
初めに、昭和五十九年における交通事故の状況について御説明をいたします。
道路交通事故による死者数は九千二百六十二人、負傷者数は約六十四万人、発生件数は約五十二万件であります。これを前年と比べますと、死者数で二・七%、負傷者数で一・六%、また発生件数では一・五%の減少になっております。
鉄軌道交通については、運転事故による死者数、負傷者数は四百十八人及び一千百二十人で、死者数は減少しておりますが、負傷者数は増加をいたしております。
海上交通については、海難による死亡、行方不明者数は二百五十二人で、前年に比べ増加をいたしております。
航空交通については、死者数は八人、負傷者数は三十八人で、減少いたしました。
道路交通事故は、昭和四十六年以降、自動車保有台数の増加にもかかわらず、交通安全施設の整備等交通安全対策の推進に対応して着実に減少を続けてまいりましたが、最近は増加の傾向にあります。特に死者数につきましては、前年に比べ減少いたしましたが、三年連続して九千人を超えるなど、依然として情勢は決して楽観を許さないものがございます。
昭和五十九年度は、第三次交通安全基本計画の第四年度として、道路交通においては交通事故の増加傾向を抑止し、さらに減少に転じさせるため、交通安全施設の整備、交通安全思想の普及徹底、被害者救済対策の推進等、各般の交通安全対策を強力に推進をいたしました。
このほか、踏切道の整備、港湾、航路の整備、航空保安施設の整備等の諸施策を推進いたしました。
次に、昭和六十年度において実施すべき交通安全施策に関する計画について御説明をいたします。
昭和六十年度は、第三次交通安全基本計画の最終年度として、道路交通では、交通安全施設の整備を初め、交通安全思想の高揚、運転者対策の充実等の施策を講じることにより、交通事故の増加傾向に歯どめをかけるとともに、特に、死亡事故の防止には格別の意を注ぐことといたしております。
また、鉄軌道、海上及び航空交通においても引き続き所要の対策を講じ、交通安全を確保することとしております。
以上をもちまして説明を終わらせていただきます。
—————————————
この発言だけを見る →この年次報告は、交通安全対策基本法第十三条の規定に基づき、政府が毎年国会に提出することになっておるものでございます。
初めに、昭和五十九年における交通事故の状況について御説明をいたします。
道路交通事故による死者数は九千二百六十二人、負傷者数は約六十四万人、発生件数は約五十二万件であります。これを前年と比べますと、死者数で二・七%、負傷者数で一・六%、また発生件数では一・五%の減少になっております。
鉄軌道交通については、運転事故による死者数、負傷者数は四百十八人及び一千百二十人で、死者数は減少しておりますが、負傷者数は増加をいたしております。
海上交通については、海難による死亡、行方不明者数は二百五十二人で、前年に比べ増加をいたしております。
航空交通については、死者数は八人、負傷者数は三十八人で、減少いたしました。
道路交通事故は、昭和四十六年以降、自動車保有台数の増加にもかかわらず、交通安全施設の整備等交通安全対策の推進に対応して着実に減少を続けてまいりましたが、最近は増加の傾向にあります。特に死者数につきましては、前年に比べ減少いたしましたが、三年連続して九千人を超えるなど、依然として情勢は決して楽観を許さないものがございます。
昭和五十九年度は、第三次交通安全基本計画の第四年度として、道路交通においては交通事故の増加傾向を抑止し、さらに減少に転じさせるため、交通安全施設の整備、交通安全思想の普及徹底、被害者救済対策の推進等、各般の交通安全対策を強力に推進をいたしました。
このほか、踏切道の整備、港湾、航路の整備、航空保安施設の整備等の諸施策を推進いたしました。
次に、昭和六十年度において実施すべき交通安全施策に関する計画について御説明をいたします。
昭和六十年度は、第三次交通安全基本計画の最終年度として、道路交通では、交通安全施設の整備を初め、交通安全思想の高揚、運転者対策の充実等の施策を講じることにより、交通事故の増加傾向に歯どめをかけるとともに、特に、死亡事故の防止には格別の意を注ぐことといたしております。
また、鉄軌道、海上及び航空交通においても引き続き所要の対策を講じ、交通安全を確保することとしております。
以上をもちまして説明を終わらせていただきます。
—————————————
小
臼
臼井日出男#6
○臼井委員 きょうは「交通事故の状況及び交通安全施策の現況」という五十九年度のものが発表されたわけでありますけれども、特に成田新東京国際空港の問題について、これは私もいろいろ地方行政委員会等でこの促進の意味でもって質問させていただいたわけでありますが、きょうは交特委でございますので、特に現在の状況でいつまで国際空港として成田新東京国際空港がやっていけるのか、そういう問題について幾つか質問をさせていただきたいと考えているわけであります。
成田新東京国際空港は五十三年の五月に開港成ったわけでありますが、それから本年で七年間たつわけであります。そういう意味で、この七年間四千メーター滑走路一本でもってやってきた、事故もなくやってきたということは、これはすばらしいことであります。しかし他面、七年間も先進国である日本が四千メーター滑走路一本しか国際空港で持っておらない。これは考えてみれば甚だ不名誉なことであるわけであります。一刻も早くこういう状態は改善をしていかなければいかぬと考えているわけであります。
まず基本的な問題について少しお伺いをしたいわけでありますが、現在の状態でいつまで二期工事が進まないでもってやっていけるのか、これが私どもにとって、特に国民というよりはむしろ私ども千葉県にとって大変な問題であるわけであります。
そこで、一日の発着回数、その中でもピークというものはあるわけでありますが、年間でもかなりふえてきているわけであります。この四月で利用者数の累計は六千二百万人を超えた、五十九年度は年間一千百万人台になった、非常な伸びを示しているわけであります。現在の状態で一体いつまでこの空港がもつのか、将来利用者数の推移はどういうふうになっていくのか、これが私の今非常に聞きたい点であるわけであります。
それと同時に、発着回数も大変ふえているわけでありますね。ラッシュ時になると今二分半に一機離着陸している、極めて大変な発着回数でありますが、一体今後それはどういうふうに変化をしていくのか、そういう点について最初にお伺いをしたいと思います。
この発言だけを見る →成田新東京国際空港は五十三年の五月に開港成ったわけでありますが、それから本年で七年間たつわけであります。そういう意味で、この七年間四千メーター滑走路一本でもってやってきた、事故もなくやってきたということは、これはすばらしいことであります。しかし他面、七年間も先進国である日本が四千メーター滑走路一本しか国際空港で持っておらない。これは考えてみれば甚だ不名誉なことであるわけであります。一刻も早くこういう状態は改善をしていかなければいかぬと考えているわけであります。
まず基本的な問題について少しお伺いをしたいわけでありますが、現在の状態でいつまで二期工事が進まないでもってやっていけるのか、これが私どもにとって、特に国民というよりはむしろ私ども千葉県にとって大変な問題であるわけであります。
そこで、一日の発着回数、その中でもピークというものはあるわけでありますが、年間でもかなりふえてきているわけであります。この四月で利用者数の累計は六千二百万人を超えた、五十九年度は年間一千百万人台になった、非常な伸びを示しているわけであります。現在の状態で一体いつまでこの空港がもつのか、将来利用者数の推移はどういうふうになっていくのか、これが私の今非常に聞きたい点であるわけであります。
それと同時に、発着回数も大変ふえているわけでありますね。ラッシュ時になると今二分半に一機離着陸している、極めて大変な発着回数でありますが、一体今後それはどういうふうに変化をしていくのか、そういう点について最初にお伺いをしたいと思います。
増
増田信雄#7
○増田説明員 お答え申し上げます。
ただいま臼井先生から御指摘のとおり、成田空港は滑走路一本と旅客ターミナル一つという未完成のままの空港でございます。お話にございましたように、五十九年度、昨年度一年間で成田空港を御利用いただきましたお客様は約一千百万人でございます。このときの、去年のターミナルの利用状況を見ておりますと、夏休みとか冬休みとか、いわばお客様が大変多い時期には既に混雑を来しております。国際的なレベルから見ますと、やはりこのあたりがターミナルの能力としては一つの限界ではないかと考えているところでございます。
それから旅客の伸びについてでございますけれども、このところ成田空港では非常に順調に伸びておりまして、年間六%から一〇%ぐらいの幅で伸びております。今後の国際交流の増大、あるいは貨物の輸入輸出の増大ということを考えますならば、やはり当分は着実に同じような傾向で伸びていくのではないかというふうに思っている次第でございます。
それから発着回数についてでございますけれども、発着回数は、昨年度は年間七万四千回でございます。これまでは機材の大型化によりまして旅客が増大いたしてもそれほど発着回数が伸びない、吸収をしてまいりましたけれども、大型化も一巡いたしましたので、今後は旅客便につきましては旅客の伸びと大体同じテンポで伸びてくるのではないかというふうに考えております。
この発言だけを見る →ただいま臼井先生から御指摘のとおり、成田空港は滑走路一本と旅客ターミナル一つという未完成のままの空港でございます。お話にございましたように、五十九年度、昨年度一年間で成田空港を御利用いただきましたお客様は約一千百万人でございます。このときの、去年のターミナルの利用状況を見ておりますと、夏休みとか冬休みとか、いわばお客様が大変多い時期には既に混雑を来しております。国際的なレベルから見ますと、やはりこのあたりがターミナルの能力としては一つの限界ではないかと考えているところでございます。
それから旅客の伸びについてでございますけれども、このところ成田空港では非常に順調に伸びておりまして、年間六%から一〇%ぐらいの幅で伸びております。今後の国際交流の増大、あるいは貨物の輸入輸出の増大ということを考えますならば、やはり当分は着実に同じような傾向で伸びていくのではないかというふうに思っている次第でございます。
それから発着回数についてでございますけれども、発着回数は、昨年度は年間七万四千回でございます。これまでは機材の大型化によりまして旅客が増大いたしてもそれほど発着回数が伸びない、吸収をしてまいりましたけれども、大型化も一巡いたしましたので、今後は旅客便につきましては旅客の伸びと大体同じテンポで伸びてくるのではないかというふうに考えております。
臼
臼井日出男#8
○臼井委員 そこでターミナルの問題ですが、現在一つしかないわけでございますね。それから滑走路も一本、そういう状況で、空港の能力としていつまでもつんだ、そこをずばっと考えがあったら聞かしていただきたいのです。
この発言だけを見る →増
増田信雄#9
○増田説明員 まず旅客ターミナルでございますが、先ほども申し上げましたように、国際的な水準から見ますと千百万人ぐらい、昨年度の状況ぐらいで一つの節目と考えております。したがいまして、これからは、ほっておきますと非常な混雑状況を来すというふうに考えております。特に千百万のうちの約二〇%近くが通過客でございます。通過客は本当に立錐の余地もないというような状況でございますので、新空港公団におきましては今年度から通過客のための待合室を増設することにいたしております。さらに、来年度以降におきましてターミナルビルの改装に手をつけるということを御検討中でございます。そのようにしましてターミナルの能力をふやすという努力はいたしておりますが、しょせん既存の施設の改良でございますので、能力のアップにも限界がございます。一方、需要の方は先ほど申しましたように着実に伸びておりますので、私どもは六十年代の半ばごろにはターミナルがあふれてくるのではないかというふうに心配いたしております。
さらに滑走路についてでございますが、御承知のとおり国際線というのは離発着が非常に偏っております。成田国際空港で申しますと、夕方から夜にかけて離発着が非常に集まっておりまして、昼間はがらがらという状況でございます。こういう一つの山と谷の形を前提にいたしまして、国際線としてダイヤの調整をしないでどの程度使えるかということを試算いたしますと、年間九万回くらいまでなら御不便をかけないで使えるというふうに思っております。さらに九万回を過ぎまして、航空会社の協力を得ながらダイヤの大幅な調整を行う、あるいは地上の待機、空中の待機という利用者にとって御不便をかけながら使っていくということになりますと、十一万回くらいまでは使えるのじゃないかと思っております。そういうことを考えますと、滑走路につきましてはここ二、三年でいわゆる好ましい状態を超してしまう。最終的にはターミナルとほぼ同じ時期、六十年代の半ばにはいわゆる国際空港としては使いづらい混雑の状態になってくると思います。
そういうことを総合して考えますと、二年ないし三年後におきまして国際空港としての円滑な運用に支障が生じてくる、さらに混雑が増してまいりまして六十年代の半ばには日本の表玄関としては恥ずかしいというか、支障のあるような状態になってくるのじゃないかというふうに私どもは考えております。
この発言だけを見る →さらに滑走路についてでございますが、御承知のとおり国際線というのは離発着が非常に偏っております。成田国際空港で申しますと、夕方から夜にかけて離発着が非常に集まっておりまして、昼間はがらがらという状況でございます。こういう一つの山と谷の形を前提にいたしまして、国際線としてダイヤの調整をしないでどの程度使えるかということを試算いたしますと、年間九万回くらいまでなら御不便をかけないで使えるというふうに思っております。さらに九万回を過ぎまして、航空会社の協力を得ながらダイヤの大幅な調整を行う、あるいは地上の待機、空中の待機という利用者にとって御不便をかけながら使っていくということになりますと、十一万回くらいまでは使えるのじゃないかと思っております。そういうことを考えますと、滑走路につきましてはここ二、三年でいわゆる好ましい状態を超してしまう。最終的にはターミナルとほぼ同じ時期、六十年代の半ばにはいわゆる国際空港としては使いづらい混雑の状態になってくると思います。
そういうことを総合して考えますと、二年ないし三年後におきまして国際空港としての円滑な運用に支障が生じてくる、さらに混雑が増してまいりまして六十年代の半ばには日本の表玄関としては恥ずかしいというか、支障のあるような状態になってくるのじゃないかというふうに私どもは考えております。
臼
臼井日出男#10
○臼井委員 二、三年でもって国際空港としては胸を張れないような状態になる、六十年代の半ばには空港としての能力も限界に来る。この二期工事が始まって支障なく円滑にいったとして、完成まで一体どのくらいかかるのでしょうか。
この発言だけを見る →増
臼
臼井日出男#12
○臼井委員 五、六年かかる。そういたしますと、今すぐ始めても、国際空港としての風格を保つためにはもうあと二、三年ということで間に合わない。能力の限界が来る六十年代の半ばということについても、タイムリミットが来ているわけですね。そういう意味で、私どもは速やかな工事再開等を願っているわけです。もちろん、これには幾つかの難問があるということは十分承知をいたしております。
そこで、この二期工事は現在どのような状況であるのか、その点を簡略にお話しいただきたいと思います。
この発言だけを見る →そこで、この二期工事は現在どのような状況であるのか、その点を簡略にお話しいただきたいと思います。
西
西村康雄#13
○西村政府委員 成田の完全空港化のための工事は一刻も早く実施していかなければならないという認識は今先生からお話しのとおりでございまして、私どももそれに向かってあらゆる角度から努力しておりますが、幸い一昨年から空港周辺の関係地方公共団体の議会から空港の早期完成の促進ということを御決議いただいております。また、地元の市長等から用地買収等のごあっせんというようなことでも非常に熱心な御協力をいただいておりまして、地元全体あるいは千葉県の方向も、新しい千葉県の開発の核にしようというような御構想もありまして、そういう意味では空港工事を進めるための環境づくりは非常にできてきているというふうに見ているわけでございます。
ただ、実際に工事を進めていく場合に、私どもは未買収用地の取得につきましては、農家との話し合いの上で取得していきたいというのを基本にしております。そういう点が最大の問題でございますが、空港公団が既に用地買収をしていて、周囲の状況あるいは農家との話し合い等の状況等をいろいろと総合的に勘案しながら、できる工事から順次やっていきたいということで一刻も早く工事を進めて、その結果できるだけ完成を早くしていきたいという努力を続けるつもりでございます。
この発言だけを見る →ただ、実際に工事を進めていく場合に、私どもは未買収用地の取得につきましては、農家との話し合いの上で取得していきたいというのを基本にしております。そういう点が最大の問題でございますが、空港公団が既に用地買収をしていて、周囲の状況あるいは農家との話し合い等の状況等をいろいろと総合的に勘案しながら、できる工事から順次やっていきたいということで一刻も早く工事を進めて、その結果できるだけ完成を早くしていきたいという努力を続けるつもりでございます。
臼
臼井日出男#14
○臼井委員 今お話しございましたとおり、千葉では周囲の十九市町村で既に促進決議が出ておりまして、県会の方でも決議が出ている。地元では促進のためのすべての条件が気持ちの面では整っているわけでありますので、ぜひとも早く進めていただきたいわけですが、これは非常にいろいろな難しい問題があります。
そこで、既にその準備段階のいろいろな工事が始まっていると思うのですが、本格工事、ターミナルそれから滑走路、こういった面を始めるということになると相当な決断が要ると思うわけです。そこで、きょう運輸大臣お見えでございますが、一体これはだれが決断を下してゴーサインをやるのですか。
この発言だけを見る →そこで、既にその準備段階のいろいろな工事が始まっていると思うのですが、本格工事、ターミナルそれから滑走路、こういった面を始めるということになると相当な決断が要ると思うわけです。そこで、きょう運輸大臣お見えでございますが、一体これはだれが決断を下してゴーサインをやるのですか。
西
西村康雄#15
○西村政府委員 今申し上げましたように、私どもは可能な工事から逐次やっていくということを申し上げたわけで、本格工事のためのゴーサインというようなことで殊さらに制限をつくっているわけではございません。したがいまして、状況が許す限りどんどん進めていくということを基本にしておりますので、これまで何か一般には工事を凍結しているというふうなお考え方で受け取られているようでございますが、そういうことは全くないので、政府として工事をやらないということを決めたことはこれまでございません。ただ、周囲の状況が適切でないということで工事を差し控えてきたという事実はございますが、そういうことも、先ほど申し上げましたように、地元の非常に厚い御支援のもとにこれから逐次状況を見ながら、混乱ない工事を進めていきたい、こういうことでございます。
この発言だけを見る →臼
臼井日出男#16
○臼井委員 私は、今の答えというのは当然であるわけですが、やはりだれかが強力に促進をしていかなければならないと思うわけですね。ですから、運輸大臣お見えでございますので、ぜひとも総理に決断を運輸大臣から迫っていただく、それについては千葉県側に対してもぜひとも頑張れという激励の声もかけていただく、そういうような形で運輸大臣が主管の大臣として大いに各方面を督励していただくということがこの際極めて必要なことじゃないだろうか。お聞きをいたしますと、その都度所轄の大臣である運輸大臣がいろいろな方々に御相談を持ちかける。現在は特に組織的なものはないというお話ですが、やはり定期的にそういう状態についてお話し合いをするような場もぜひとも今後設けていただきたいというふうに考えておるわけでありますが、一言お願いいたします。
この発言だけを見る →山
山下徳夫#17
○山下国務大臣 成田の問題につきまして、地元の代議士としていろいろと御心配をいただいておりまして、大変ありがたく、また恐縮に存ずる次第でございます。
この機会に少しばかり私の感想を申し上げてみたいと思うのでございますが、御指摘のとおり、世界の大きな都市で滑走路が一本というのは珍しいことでございます。一番多いのはたしかシカゴだと思いましたが、あそこには六本の滑走路がある。あるいは大都市における複数の空港、一つの都市に三つも空港がある、その合計が四本、五本ということはざらでございまして、そういう面からすると、まことにどうもお寒い限りであるということはおっしゃるとおりでございます。
また、あわせて、現在の空港のキャパシティーからしてなかなか外国の需要に応じ切れない。現在三十二カ国から入っておりますが、同様にぜひとも成田に乗り入れたいという国の数が三十二カ国ぐらい、ちょうど同じぐらいあるわけでございまして、これらの御要望にも沿い得ない状況であります。
あるいは、今、何とかすれば十一万回と言いましたが、しかし、これはヨーロッパのように近接している国々の中の一つと違います。日本は非常に遠隔の土地に一つある。ASEAN地域もいろいろありますけれども、そういう面からしますと、かなりの長時間飛んでくる飛行機が多うございますから、一日に押しなべてというわけに、向こうを夜中に立つような便になったりしますので、なかなかまいりません。そういった諸般の情勢からすると、急がなければならないことは当然であります。
ただ、先ほどから御指摘の二期工事というお言葉がございますけれども、成田に関する限り、一期工事、二期工事あるいは三期工事という区別はいたしておりません。適宜、できるものから可能な限り進めておるということでございます。もちろん、一部延期した工事もございますけれども、ただ、凍結措置というようなものを決定したこともないわけでございます。したがいまして、そういう状況において一体これからどうするかという御質問でございますけれども、先生大方御承知のとおり、現在の日本のすぐれた行政の機構からいたしますと、一々私とか、ましてや総理が一々決断を下さなくても、行政当局の段階において相当のところまで片づく問題だと思っております。
ただ、政治的な配慮を必要とする問題も中にはございます。例えば警備状況等の関連においてですね。私どもはこれは法的にやれることもまだございます。法的な範囲内でもっと力ずくというのは語弊がございますが、強権を発動するということも可能でございますけれども、しかし、なかなかそればかり、力ずくでいくということもいかがなものかと思いますので、そこらあたりの判断はやはり政治的な判断等も当然考慮に入れなければなりませんし、そういう問題につきましては少なくとも運輸大臣がやはり指揮をとるべきかと私は存じておりますが、総理まで御宸襟を悩ますようなことはなるべく大臣という立場においてしたくないし、また、十分私の責任においてそれをやっていきたいというふうに考えておる次第でございます。
この発言だけを見る →この機会に少しばかり私の感想を申し上げてみたいと思うのでございますが、御指摘のとおり、世界の大きな都市で滑走路が一本というのは珍しいことでございます。一番多いのはたしかシカゴだと思いましたが、あそこには六本の滑走路がある。あるいは大都市における複数の空港、一つの都市に三つも空港がある、その合計が四本、五本ということはざらでございまして、そういう面からすると、まことにどうもお寒い限りであるということはおっしゃるとおりでございます。
また、あわせて、現在の空港のキャパシティーからしてなかなか外国の需要に応じ切れない。現在三十二カ国から入っておりますが、同様にぜひとも成田に乗り入れたいという国の数が三十二カ国ぐらい、ちょうど同じぐらいあるわけでございまして、これらの御要望にも沿い得ない状況であります。
あるいは、今、何とかすれば十一万回と言いましたが、しかし、これはヨーロッパのように近接している国々の中の一つと違います。日本は非常に遠隔の土地に一つある。ASEAN地域もいろいろありますけれども、そういう面からしますと、かなりの長時間飛んでくる飛行機が多うございますから、一日に押しなべてというわけに、向こうを夜中に立つような便になったりしますので、なかなかまいりません。そういった諸般の情勢からすると、急がなければならないことは当然であります。
ただ、先ほどから御指摘の二期工事というお言葉がございますけれども、成田に関する限り、一期工事、二期工事あるいは三期工事という区別はいたしておりません。適宜、できるものから可能な限り進めておるということでございます。もちろん、一部延期した工事もございますけれども、ただ、凍結措置というようなものを決定したこともないわけでございます。したがいまして、そういう状況において一体これからどうするかという御質問でございますけれども、先生大方御承知のとおり、現在の日本のすぐれた行政の機構からいたしますと、一々私とか、ましてや総理が一々決断を下さなくても、行政当局の段階において相当のところまで片づく問題だと思っております。
ただ、政治的な配慮を必要とする問題も中にはございます。例えば警備状況等の関連においてですね。私どもはこれは法的にやれることもまだございます。法的な範囲内でもっと力ずくというのは語弊がございますが、強権を発動するということも可能でございますけれども、しかし、なかなかそればかり、力ずくでいくということもいかがなものかと思いますので、そこらあたりの判断はやはり政治的な判断等も当然考慮に入れなければなりませんし、そういう問題につきましては少なくとも運輸大臣がやはり指揮をとるべきかと私は存じておりますが、総理まで御宸襟を悩ますようなことはなるべく大臣という立場においてしたくないし、また、十分私の責任においてそれをやっていきたいというふうに考えておる次第でございます。
臼
臼井日出男#18
○臼井委員 大変力強いお言葉をいただいて、ありがとうございました。
さて、それで、私どもいわゆる二期工事と言っております工事が始まっても完成まで五年間。そういたしますと、国際空港としての能力というのは、今始まっても間に合わないぐらいですから、当然国際利用客とのギャップが出てくるわけでありますが、これをどういうふうに処理をされようとしているのか、お考えをお聞きいたしたいと思います。
この発言だけを見る →さて、それで、私どもいわゆる二期工事と言っております工事が始まっても完成まで五年間。そういたしますと、国際空港としての能力というのは、今始まっても間に合わないぐらいですから、当然国際利用客とのギャップが出てくるわけでありますが、これをどういうふうに処理をされようとしているのか、お考えをお聞きいたしたいと思います。
増
増田信雄#19
○増田説明員 私どもといたしましては、そういうことのないように最大の努力をいたしまして、できることから淡々としてやっていきたいと思っております。
しかし、そうは言いながら、やはり御指摘のとおり完成までに長時間がかかりますので、一方においては既存のターミナル施設の改良あるいは滑走路の能力、効率ということを追求しながら、できるだけ国際空港として恥ずかしくないような能力アップに努め、また、一日も早い完成のために努力を続けてまいりたいと思っている次第でございます。
この発言だけを見る →しかし、そうは言いながら、やはり御指摘のとおり完成までに長時間がかかりますので、一方においては既存のターミナル施設の改良あるいは滑走路の能力、効率ということを追求しながら、できるだけ国際空港として恥ずかしくないような能力アップに努め、また、一日も早い完成のために努力を続けてまいりたいと思っている次第でございます。
臼
臼井日出男#20
○臼井委員 今、羽田の沖合展開というのが始まっているわけでありますが、それはどういうふうな完成の予定になっておるのでしょうか。
それで、実は、最近私ども千葉でしきりと言われていることは、羽田空港が沖合に展開をしたらもう成田空港は貨物空港でいいじゃないかということが言われているというふうなことが、本当にある人たちには信じられているような状況でもあるわけです。私どもは、成田新東京国際空港ができるあの経過を見たら絶対そういうふうにしてはならないし、ぜひとも運輸省側もしっかりとした姿勢でもってやっていただきたい。それで一番肝心なのは、関心を持っているのは、羽田と成田の兼ね合いなんですよ。その点のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →それで、実は、最近私ども千葉でしきりと言われていることは、羽田空港が沖合に展開をしたらもう成田空港は貨物空港でいいじゃないかということが言われているというふうなことが、本当にある人たちには信じられているような状況でもあるわけです。私どもは、成田新東京国際空港ができるあの経過を見たら絶対そういうふうにしてはならないし、ぜひとも運輸省側もしっかりとした姿勢でもってやっていただきたい。それで一番肝心なのは、関心を持っているのは、羽田と成田の兼ね合いなんですよ。その点のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
西
西村康雄#21
○西村政府委員 羽田の沖合展開工事は今努力をしておりますが、現在の見込みでは六十八年の夏ということでございます。
このように羽田空港が仮に沖合展開をいたしますとかなりの能力増ができますが、もう先生御承知のように、現在日本じゅうの各空港から羽田と連絡したいという希望は非常にございます。それらを今断って調整するのに大わらわでございまして、羽田空港がそのような能力増がありましても、恐らく数年のうちにこれはいっぱいになるおそれもある。実は、羽田の能力増を考えてかなり航空事業の規制の緩和というような方向も検討中でございますが、しかし、客観的に今の航空交通の伸びの大きさから考えますと、国内線の輸送需要の増というのは非常に大きなものがあると思っております。そういうふうに考えますと、羽田を国際線用の空港として活用するという余地は全くないと私ども考えております。したがいまして、羽田は国内線用、成田は主として国際線、補助的には国際線のための国内線の利用ということはございますが、そういう機能分担で今後とも進めていくという考えに変わりございません。
この発言だけを見る →このように羽田空港が仮に沖合展開をいたしますとかなりの能力増ができますが、もう先生御承知のように、現在日本じゅうの各空港から羽田と連絡したいという希望は非常にございます。それらを今断って調整するのに大わらわでございまして、羽田空港がそのような能力増がありましても、恐らく数年のうちにこれはいっぱいになるおそれもある。実は、羽田の能力増を考えてかなり航空事業の規制の緩和というような方向も検討中でございますが、しかし、客観的に今の航空交通の伸びの大きさから考えますと、国内線の輸送需要の増というのは非常に大きなものがあると思っております。そういうふうに考えますと、羽田を国際線用の空港として活用するという余地は全くないと私ども考えております。したがいまして、羽田は国内線用、成田は主として国際線、補助的には国際線のための国内線の利用ということはございますが、そういう機能分担で今後とも進めていくという考えに変わりございません。
臼
臼井日出男#22
○臼井委員 あくまでも国際線は成田でというふうな御趣旨に私は受け取りました。千葉県民もさぞかし安心するのじゃないかと思っております。
秋富公団総裁には、お忙しいところありがとうございました。
大変遅くなったわけでありますが、実は先般四月十二日に、羽田、成田両空港に過激派のゲリラと見られるロケット弾が撃ち込まれた。飛距離が千メーターというのですから、これは完全な兵器だということであります。まして、飛行機が発着できる滑走路を越えて向こう側を撃っているわけでありますから、発着する飛行機をこれは当然ねらい得ることになるわけでありまして、これは成田ばかりではなくて、現実に羽田にも撃ち込まれておりますし、航空行政にとってもこれはなかなか大変な状況になったな、これが二期工事に対してどういうふうな影響があるのか、非常に心配しているわけでありますが、その辺の対応と、それから、せっかくお見えでございますから、これからの工事に対する意気のほどをひとつお聞かせをいただきたいと思います。
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大変遅くなったわけでありますが、実は先般四月十二日に、羽田、成田両空港に過激派のゲリラと見られるロケット弾が撃ち込まれた。飛距離が千メーターというのですから、これは完全な兵器だということであります。まして、飛行機が発着できる滑走路を越えて向こう側を撃っているわけでありますから、発着する飛行機をこれは当然ねらい得ることになるわけでありまして、これは成田ばかりではなくて、現実に羽田にも撃ち込まれておりますし、航空行政にとってもこれはなかなか大変な状況になったな、これが二期工事に対してどういうふうな影響があるのか、非常に心配しているわけでありますが、その辺の対応と、それから、せっかくお見えでございますから、これからの工事に対する意気のほどをひとつお聞かせをいただきたいと思います。
秋
秋富公正#23
○秋富参考人 先ほど先生からお話しございましたように、去る五月に成田空港は開港満七年を迎えたわけでございまして、おかげで順調に進んでおりますが、私たちといたしましては、この空港を安全に、かつ効率的に運営するということが一つの大きな使命でございます。いま一つは、一日も早く完全な空港にする。この二つが私たちの担っている重大な責務であると考えておる次第でございます。
御指摘のように、去る四月十二日に今までのゲリラ活動とは全く異にいたします、フェンスの外側から約一千メーターの、いわゆる羽根のつきました火炎物を発射されるということでございまして、従来も私たちはゲリラ活動に対しまして防御を厳重にいたしてまいりましたが、これは直接に侵入してくるゲリラ活動に対する、あるいは時限発火装置といったものに対してでございました。こういった全く新しい形のゲリラ活動に対しまして、早速その直後に運輸省の方から、航空局からもいろいろの適切な御指示をいただいたわけでございますが、自主的な警備の強化を重ねてまいりました。警備当局とも緊密な連絡をいたしまして、一つには、できるだけ外周部に障害物のないように環境の整備をする、あるいは航空施設につきましてその防御を厳しくしていく、あるいは万一の場合に対する旅客の避難誘導措置、あるいは救助対策、あるいはゲートあるいは滑走路の閉鎖につきましての運用をさらに適切にする、こういった各面にわたりましてゲリラ活動のないように未然に防止いたしますとともに、万一不幸にしてそういったことがございましたときには、その被害を極力縮小するように、旅客あるいは航空機に対します安全対策ということを今後さらに私たちとしては重大な責務と思いまして努力してまいる所存でございます。
この発言だけを見る →御指摘のように、去る四月十二日に今までのゲリラ活動とは全く異にいたします、フェンスの外側から約一千メーターの、いわゆる羽根のつきました火炎物を発射されるということでございまして、従来も私たちはゲリラ活動に対しまして防御を厳重にいたしてまいりましたが、これは直接に侵入してくるゲリラ活動に対する、あるいは時限発火装置といったものに対してでございました。こういった全く新しい形のゲリラ活動に対しまして、早速その直後に運輸省の方から、航空局からもいろいろの適切な御指示をいただいたわけでございますが、自主的な警備の強化を重ねてまいりました。警備当局とも緊密な連絡をいたしまして、一つには、できるだけ外周部に障害物のないように環境の整備をする、あるいは航空施設につきましてその防御を厳しくしていく、あるいは万一の場合に対する旅客の避難誘導措置、あるいは救助対策、あるいはゲートあるいは滑走路の閉鎖につきましての運用をさらに適切にする、こういった各面にわたりましてゲリラ活動のないように未然に防止いたしますとともに、万一不幸にしてそういったことがございましたときには、その被害を極力縮小するように、旅客あるいは航空機に対します安全対策ということを今後さらに私たちとしては重大な責務と思いまして努力してまいる所存でございます。
臼
臼井日出男#24
○臼井委員 先般新聞を見ておりましたら、空港公団の警備について、四百人ほど増員をして、内部を守っておった警察官四百人程度を表に出して警戒できるようにということになったという記事が出ておりました。その詳細については伺いませんが、私は、そういう公団の積極的な、極めて速やかなる判断、これを高く評価をするわけでありまして、ぜひともそういう姿勢でもって今後お進みをいただきたいと思うわけであります。
時間がなくなりましたので、最後に運輸大臣にお願いをいたしておきたいわけでございますが、地元から要望しておりました問題も、すべての面についていろいろな御高配をいただいて非常にうまくいっております。しかし、五十八年十一月以降、私どもの地元の千葉県知事と公式に会談をしたということはたしかないと思っております。私は、先ほど申し上げましたとおり六十年の半ばに能力の限界が来るとするならば、ことしぐらいがタイムリミットに来ているというふうな判断をしております。現実に直接農家の方々とか、いろいろな面で折衝するのは地元の千葉県、公団でありますので、ぜひとも近いうちに一度千葉県沼田知事にお目にかかって激励をして、その運輸大臣のお気持ちを率直にお伝えいただけるような機会をつくっていただきたい、そう思うわけでございます。
あわせて今後の御決意を伺いまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
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あわせて今後の御決意を伺いまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
山
山下徳夫#25
○山下国務大臣 航空行政というよりも今の運輸行政の中で成田問題は極めて重要なものであることは、私も十分自覚をいたしております。それだからこそ今日までいろいろとこの問題について私ども頭を痛めて善後策について協議をしてまいったわけでございますし、今後ともそういう決意を持って、この問題については全知全力をもって当たってまいりたいと思います。
なお、先生の御意見は御意見として承り、また、御要望につきましては千葉県あるいは関係市町村とさらに緊密なる連絡をとりながら、また、今お話がございました直接会ってよく話せということにつきましては、なるべく近い機会にそういう機会を持ちたいと思っております。
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臼
小
加
加藤卓二#28
○加藤(卓)委員 交通は国の動脈であり、また静脈でもあるし、その安全は国家の運命にもつながるこの委員会で、初めて質問させていただくことを感謝申し上げるわけでございますが、ただ、新人なるがゆえに失礼の段がございましたら、ひとつお許しを願いたいと思います。
我が国の自動車産業のすそ野は広く、政府の大変な支持を受け、また、関連産業の育成をも含めるその環境の形成、自動車の普及のための道路建設、整備等は公共事業を中心に行われて、自動車、特に乗用車に至っては、その保有台数は驚異的な伸びを示しました。すなわち、数字で申しますと、終戦の翌年の二十一年に十七万台であった我が国の自動車の台数は、昭和三十五年に三百四十五万台、そして四十年代に入りますと毎年二百万台前後増加し続けて、昭和四十二年には千百二十八万台、昭和四十六年には二千八十六万台、昭和五十一年には三千九十万台、そして昭和五十六年には四千万台を超え、四、五年で一千万台もふえるという大きな伸びを示してきたのは、これはすそ野の広い産業だという形で政府を挙げ、国民の大きな理解のもとに伸びてきたわけでございますが、自動車の保有台数がふえるのと一緒に交通事故も大変ふえてきているわけでございます。
すなわち、自動車産業の景気の消長が交通事故の増減につながってくるという、とにかく自動車の台数がふえることにおいて、大変な便利をするかわりに交通事故も起きてきた。特に戦後、道路をつくるときにはユーザーは重量税を払い、物品税を払い、大変なローンに耐えて、そして台数をふやしてきたわけでございます。そして国は道路をつくる、そういう形の中で、メーカーは大変恵まれた環境の中でその産業を育ててきたわけです。その自動車産業が政府による大きな保護を受け、そして大変な発展をしてきた今日、社会にどのような還元をしているかということが一つ。それから、自動車産業は、今までそれだけ保護を受けてきたことに関して、交通安全確保のために今後どのような形で貢献していくか、また安全に対しての対策を立てているのか。きょうは大臣お見えでないと思いましたが、お見えです。もし大臣でなければ、どなたでも結構でございますが、自動車産業に関して、今日、交通安全に対しての政策、社会還元をどんな形で考えているかということでお話し願いたいと思います。
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すなわち、自動車産業の景気の消長が交通事故の増減につながってくるという、とにかく自動車の台数がふえることにおいて、大変な便利をするかわりに交通事故も起きてきた。特に戦後、道路をつくるときにはユーザーは重量税を払い、物品税を払い、大変なローンに耐えて、そして台数をふやしてきたわけでございます。そして国は道路をつくる、そういう形の中で、メーカーは大変恵まれた環境の中でその産業を育ててきたわけです。その自動車産業が政府による大きな保護を受け、そして大変な発展をしてきた今日、社会にどのような還元をしているかということが一つ。それから、自動車産業は、今までそれだけ保護を受けてきたことに関して、交通安全確保のために今後どのような形で貢献していくか、また安全に対しての対策を立てているのか。きょうは大臣お見えでないと思いましたが、お見えです。もし大臣でなければ、どなたでも結構でございますが、自動車産業に関して、今日、交通安全に対しての政策、社会還元をどんな形で考えているかということでお話し願いたいと思います。
山
山下徳夫#29
○山下国務大臣 非常に大きな質問でございまして、私から的確に答弁できるかどうかわかりませんが、現在、運輸省にございます許認可の数は約二千二百ぐらいでございます。国全体で一方でございますから、大変な数の許認可が運輸省にある。その中の一番大きなものは何かといいますと、安全性のための許認可でございます。このことでもおわかりいただけるように、運輸行政の中で一番の基本となるべきものは、陸海空すべてを合わせて安全だ。安全性を保つということが行政の一番のポイントだということは、このこと自体でおわかりいただけるかと思います。しかも、今申し上げました二千二百数十の中の安全性の中でも、構造等自動車の安全性に関する許認可、そういうことをチェックするということが数の面でも一番多いのでございます。私は、ただ単に数の面から一つの例をとって安全に取り組む運輸省の姿勢を申し上げた次第でございます。
もう大分前、私がこの交特委に籍を置いておりました当時もいろいろ安全性が論議されました。例えば、トラックと乗用車の正面衝突の場合には、トラックの運転台が地上より非常に高いところにあるからおれの方は絶対に被害が少ない、無意識の中に、自然にそういう安堵感があるのじゃないだろうか。そういう運転台の高さ自体だってもっともっと研究すべきだということが、この場でいろいろ御論議があったことを私記憶いたしておりますが、一つの例として申し上げました。生産は通産省でございますが、そういう構造上の安全性というものは運輸省でございますので、今例をとりましたように、自動車の安全性については細大漏らさずあらゆる角度から、今後とも十分気をつけてまいりたいと思っております。
足りない点は、政府委員の方からまた御答弁申し上げます。
この発言だけを見る →もう大分前、私がこの交特委に籍を置いておりました当時もいろいろ安全性が論議されました。例えば、トラックと乗用車の正面衝突の場合には、トラックの運転台が地上より非常に高いところにあるからおれの方は絶対に被害が少ない、無意識の中に、自然にそういう安堵感があるのじゃないだろうか。そういう運転台の高さ自体だってもっともっと研究すべきだということが、この場でいろいろ御論議があったことを私記憶いたしておりますが、一つの例として申し上げました。生産は通産省でございますが、そういう構造上の安全性というものは運輸省でございますので、今例をとりましたように、自動車の安全性については細大漏らさずあらゆる角度から、今後とも十分気をつけてまいりたいと思っております。
足りない点は、政府委員の方からまた御答弁申し上げます。