中曽根康弘の発言 (外交・総合安全保障に関する調査特別委員会)

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○国務大臣(中曽根康弘君) 防衛計画の大綱をつくりましたときの国際情勢の判断に関しては、基本的枠組みにおいてはそう変化はしていない。しかし、最近の極東におけるソ連軍の増強というものはかなり強力なものが出てきている、そのように認識しております。しかし、抑止と均衡という考え方に立ちまして見た場合には、あの大綱をつくるときの基本的枠組み自体は変化していない、そういうふうに大まかにまずとらえております。
 それから、大綱自体にも明記しておるところでございますが、科学技術の変化に相応して質的に効率化し合理化する、そういうことは自由を認められておるわけであり、現にそのようにF104がF4になり、あるいはF15になるというふうに変化もしておるわけであり、あるいは大綱の別表の中のいろいろな仕切り等についても、大綱の枠の中におきまして仕切りの変化をつくるということも必ずしも禁止されておるわけではない。もちろんその場合には国防会議とかあるいは閣議の決定を必要としますけれども、そういうような基本的な考えに立ちまして、大綱というものを維持しつつ我々は効率化していきたい、また変化に対応していきたい、また現にやってきた、こういうことであります。
 そこで、大綱のローリングの問題でございますが、我々はこの間新五カ年の中期計画をつくりました。あれをまず大綱を達成する努力目標としてつくったわけでありまして、あの五カ年計画を忠実に実現するように今後とも汗を流して努力していきたい。その間はあの五カ年計画を変更するという考えはありません。言いかえれば、大綱及び五カ年計画の枠内において改革、改善を行っていくという考えに立ちます。もちろん三年たつとローリングをやりますけれども、それは次の段階を目指してのいろいろな新しい構想あるいは改革点等をとらえた改革論としての見直しというものが当然出てくるべきであり、それはあくまで研究、検討の段階として考えらるべきものであると思いますが、新中期五カ年計画に関する限りはこれを実行していく、そういう考えに立っておるものでございます。

発言情報

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発言者: 中曽根康弘

speaker_id: 15356

日付: 1986-04-23

院: 参議院

会議名: 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会