村山富市の発言 (社会労働委員会)
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○村山(富)委員 時間がありませんから、次に移らせてもらいますが、今度の改正によりますと、お年寄りの一部負担を外来は四百円を千円に上げる、入院は三百円二ヵ月間を五百円に上げて期限は取っ払う、こういう中身のものになるわけです。
今、老人の置かれている生活の現状というものを見てまいりますと、これは申し上げるまでもないと思うのですが、老齢福祉年金の受給者数が百八十九万人おりますけれども、このもらっておる年金額というのは二万七千二百円ですね。それから国民皆年金で国民年金を受給しておる方も、六十五歳以上が全国で六百八十五万人おるわけです。その中で国民年金の平均の受給額は二万七千八百円、三万円以下の方が四百七十万人からおるのですね。こういうお年寄りの収入の実態に対していろいろ調べてみますと、例えば外来の場合には、一人のお年寄りが月に大体一・五回病院に行く。そうしますと千五百円はかかるわけです。私はもっと多いのじゃないかと思いますけれども、厚生省の説明ではこうなっています。それから入院の場合は、仮に五百円にしますと一ヵ月で一万五千円かかるわけです。それに、これも厚生省の調べた資料ですけれども、お世話料が月に二万七千五百円かかる。それから差額ベッド料が一日三千円以下のところが約六三%あり、九万円かかる。さらに付添看護料なんかの差額を見てみますと、一日千円、三万円かかる。これだけで合計十六万二千五百円かかるのですね。人によっては、一ヵ月入院しますと五、六十万円かかるという方もありますよ。今申し上げましたような年金の受給額で暮らしておるお年寄りが入院をすることになって、これだけの医療費を払えといったって、これは無理なんですね。したがって、そういうものに対する何らかの配慮があっていいのではないかというふうに存じますが、その点についてはどういうふうにお考えですか。