サリー・ソロの発言 (国民生活に関する調査会)

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○参考人(サリー・ソロ君)(本井真理子君通訳) 日本の若い人たちに対してということですが、まずその人によるということです。大変に難しい質問だと思いますが、日本にいまして日本の今の若い人たちと話をして、またアメリカに戻りましてアメリカの若い人たちと話をしてみますと、お互いにそれぞれの国に対しての関心がどんどん高まってきているなと思われます。私、もっと国際的な見地から話をしたいのですが、残念ながら唯一知っております国は私の生まれましたアメリカと日本だけでありますので、世界のほかの国々の状況はよく知りませんので、どうしても発言が日本とアメリカということに偏ってしまうので申しわけないんですが、例を挙げてちょっと考えてみたいと思います。
 よく海外から来た人に、私は日本人の友人がいるかというふうに聞かれます。私の友だちというのは、別に日本人か外人かという枠は全くありません。ただ、別の国で生活した経験を持っている人たちが多いのは事実です。というのは、そういう人々は表面的な、例えばどこで日本語を勉強しましたかとか、おはしが上手に使えるとか、そういった表面的なこと以上のステップに進んでいこうという意欲があるからです。そして、共通の理解の基盤に立っているからです。
 初めて日本に参りましたとき、京都に行く前に、私は日米学生会議に出席いたしました。そこでは、アメリカ人の学生四十人と日本人の学生四十人が東京から広島まで旅をいたしまして話し合いを行いました。これは大変すばらしい会議で、お互いに共通なことがたくさんあるということがよくわかりました。そして、日本人の学生もよく私どもの言うことに耳を傾けていましたし、大変に多くの交流があったというふうに感じられました。そして、京都におりますときにその会議の出席者とまた集まりを持つことがありまして、そのときに出席していたある日本人とまた会うことができました。その人は京都で大学の四年生になっており、仕事を探しておりました。また、会議のときに私はアメリカ人のある学生と会いました。その人は大学を卒業し、世界じゅうを旅をして、自分がやりたいこと、またしたいことをはっきり決める前に、自分の好きなところに行き、そして好きなようにいろいろな生活をしているという人でありまして、私は大変そのときにその人の行っていることをすばらしいことだと思いました。しかし私は、今の生活のパターンに入ってきてそれほどそのようなことはうらやましいと思わなくなったのです。今私は仕事が欲しいと思いますし、それからその会社から与えられる保障も欲しいと思います。ですから、そのとき感じたほどそのような自由な行動というのがうらやましいとは思いません。大変にオープンな生き方をしている人がいる一方、また一方では大変にその落ちつく先を求めている、そういう人がいるということを感じました。

発言情報

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発言者: サリー・ソロ

speaker_id: 29926

日付: 1986-10-15

院: 参議院

会議名: 国民生活に関する調査会