高沢寅男の発言 (外務委員会)
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○高沢委員 ソビエト側の核軍縮に関する発言の中でたびたび、要するに日本におけるアメリカの核というふうな話が出るわけです。先ほど総理からは、日本には核はありません、こういうお答えかあったわけであります。それに関連いたしまして、我が国には非核三原則というはっきりとした国是がある。そしてまた、日米の間においては核持ち込みというような事態の場合には事前協議という規定がある。そして、その事前協議をアメリカ側から提起されたことはない。したがって我が国にはアメリカの核兵器は持ち込まれたことはない、そういうふうなずっと政府の一貫した態度であったわけであります。そのことはソビエト側も十分承知はしていると思いますが、それでもなおかつ、例えば三沢にはF16があるじゃないか等々りいろいろなことを言うわけであります。
そういう点において、ひとつこの点を総理にお尋ねしたいのでありますが、アメリカの核積載鑑と見られる、例えばエンタープライズであるとかあるいはミッドウェーであるとかニュージャージーであるとか、あるいはその他の軍艦も含めて、日本へ非常に頻繁に寄港しているわけであります。いわゆるジェーン海軍年鑑等々の国際的な権威あるもので、そういうふうな軍艦は核積載の軍鑑であるということは評価が確定しております。そしてそれらの軍艦はやってくる、けれども事前協議はない。それでは、本当に核がないとするなりば、日本へ入る前にどこかでおろしてくるというふうに考えるしかないわけであります。一方、これもまた国際的な軍事専門家の常識では、どこかに核をおろしてくるなんてことはあり得ない。これがまた一つの常識になっておるわけであります。
この常識というものを軍事問題に大変詳しい総理大臣はどのように御判断、お考えになっているか、お尋ねしたいと思います。