田久保忠衛の発言 (予算委員会公聴会)
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○田久保公述人 まことにリーズナブルなお話だと思うのでございます。
私も含めまして国民全体、戦争は嫌だ、これはもう骨の髄までしみ通っていることでございます。ただ、戦争は嫌だ、その次にハウエバーというのがありまして、それだけで平和が実現できるか、その場合にどういう軍事力を持ったらいいか、こういう問題だと思うのでございます。
これは、一%で縛るということは私は反対でございまして、現実にあるいわゆる脅威に対してどういうふうにしたらいいか、ここが私は出発点だと思うのでございます。脅威が完全にないという例証が立ちますれば、これはかなり軍備は縮小してもいいだろう。ただし、大変な脅威があるとなれば、これは一%、二%では済まない場合もある。これはかなり柔軟性があるのではないかと思うのでございます。ただ、これをあるところで歯どめをかけなければいけないというお考え方というのは、私はこれも納得できるというふうに思っております。
ただ、先ほど冒頭申し上げましたように、日米間で戦術面でかなり協議が行われている。これは抑止と均衡プラス日本はアメリカとの安全保障条約でペアになって脅威に対しているということでございますから、その辺の見合いで、私は徐々に軍事費を積み上げていったらいいのではないかなというふうに思うのでございます。
それから、防衛白書で、今百二十ページとおっしゃいましたが、私今手元にございませんが、私は防衛庁の代弁をするつもりはございませんけれども、私はいろいろなシナリオを考えた表現があってもいいのではないかなというふうに考えております。
それから、吉田先生はたしか海軍の御出身だと思うのでございますが、私は海重視ということもこれは理解できるわけでございます。ただ、海だけで戦えるか。兵たん作戦というものも重要な部分でございますから、陸海空バランスをとった力が必要ではないかな、これが私の見方でございます。