東郷和彦の発言 (内閣委員会)
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○東郷説明員 お答え申し上げます。
ゴルバチョフ書記長が北京で明らかにしました陸軍部隊十二個師団の削減、この中に今北方領土に駐在しております一個師団が入っているのかいないのかという点につきましては、非常に残念ながら、ソ連側の方からはこれまでこの十二個師団の内訳がどこにあるかということについての説明がただいま御説明いたしたようにございませんでしたので、私どもとしてそれを確と判断するだけの資料を持ち合わせておりません。
そこで、この十二個師団の中に入っているにせよ入っていないにせよ、いずれにせよ、この北方領土に駐在している一個師団、ソ連の兵力というものが削減されるべきであるということにつきましては、まさに先生御指摘のとおり私どもも強くそういうふうに念じておる次第でございまして、これまでの特にハイレベルの本格的な交渉、外務大臣レベルそれから次官レベルでの交渉で累次この問題を持ち出しましてソ連側に要求してきております。残念ながら、これまでソ連側からはこの点に対して肯定的な感触というのは何ら得られていないというのが現状でございますが、今後のソ連側との特にハイレベルでの接触において、明確にこの我が方の考え方を引き続き提示していきたいというふうに念じております。