戸井田三郎の発言 (社会労働委員会)
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○国務大臣(戸井田三郎君) 西川先生から、年金を理解させる運動をひとつ買って出てやろうかというようなお話で、これは本当に心強く思っております。
やはり何かそういったことは非常に必要じゃないかと思うのは、最近は年金というものに対する関心が非常に高まってきたことは事実なんですが、この年金制度が発足した当時は、年金というものに対するそう深刻なというか、将来に向かって意識が非常に薄かったように、今から考えてみると思います。
〔委員長退席、理事糸久八重子君着席〕
それで、今いみじくも西川先生が言われたように、現実的な健康保険のようなものは今でも起こることだから非常に高い関心を持っているけれども、年金というものは三十年四十年先の問題である、そのためにどうも薄いではないかということを言われましたが、まさに私はそのことは非常に重要なんじゃないか。だから、本当に滞納したり加入していない人がどういう意識で加入していなかったのか、若い現在の人が加入していないのか、あるいはもうそろそろ年金を受給することになったときに、自分は年金がないんだ、無年金だったとびっくりしているというような人がいるのか、そういうような実態も一回調べてみなきゃいけないんじゃないか。そうじゃないと年金に対する理解はどうも薄い。
それで、この間やはり衆議院である方が決算委員会のときに質問されたんですが、お年寄りが、できた当時に一カ月百円の掛金だったけれども将来二千円もらえる、計算したら二十倍だ、だからひとつこれ入っておこうかといって入っていた、ところが今八千円の掛金になってきちゃったと。その人はもう年金を受給しているんですけれども、その人がその時分の二十倍に今なっていないじゃないかと。だから、そうじゃない、あなたは百円払って今五万円に相当するものをもらっているわけだから、これは年金というものは非常にありがたいんですよと。
それからもう一つは、大体世の中年をとって働けなくなってきて、働きぐあいが悪くなれば給料は下がってくるんだけれども、年金だけは別で、百歳になって家で寝ていてもその年金というものは相当高い。若い人がもらっている賃金が上がれば比率が上がるのと、物価スライドで上がるのと経済の成長で上がるのと、全部そういったものを含めていただけるすばらしい制度なんだ、この制度を本当に理解したら加入しないなんてことはあり得ない。
ところが、やはり現実には自分の懐でもって払い切れないような高いものになってくると、いろいろ御指摘があったようなことになってはいけない。しかし、入れるものだったら、会社で働いていたら皆入れるけれども、そうでない自営業者や何かだとどうしてもそういったものに対する本当の理解というものが足りないんじゃないかなと。だから、先生の御指摘のようなことは大変ありがたいことだし、その証拠に今までも年金改正をするたびに特例納付制度というのを、入っていないものだから特例制度をまたもう一回、この前のときやったじゃないか、だけれどもまた特例制度というようなことで今までやってきたんです。
ですから、本当に滞納、無年金になっているような方の環境というものを一回調べてみたいと思うんですが、これもなかなか難しいんですね。例えば住民票で見ても、国民年金に入っているかどうかなんて調べようがないし、そういう意味で、いろんな意味でぜひ何とか調査をしてみたい。
〔理事糸久八重子君退席、委員長着席〕
それで、そういったようなPRというもの、ただ単に年金はいいんだいいんだと言うだけじゃPRになりませんから、現実にそういうような先生のお力等もかりながら、やれる機会ができたらと思い、検討してみたいと思います。