高沢寅男の発言 (外務委員会)
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○高沢委員 ちょっとここで話題は変わるわけですが、今我が日本列島には原子力発電所が三十九動いている。これからさらに四十つくる、こういう通産省の計画もまたあるようです。これらの原子力発電所はいずれも海岸地帯に立地しております。そこで、もし日本を攻撃しよう、こう思う相手があった場合、今のところはソ連がそれだと言われているわけですが、仮にソ連が日本を攻撃しようと思ったときに、しかしソ連は核兵器で来るだろうか。私は来ないと思う。なぜならば、ソ連はいかなる場合もいかなる国に対しても先に核兵器の攻撃はしないという、いわゆる核の先制不使用を国際的な公約として世界に示しておりますから、したがって核で来ることはあり得ない。もし来るとすれば通常の爆弾や砲弾で来る。しかし、その通常の爆弾や砲弾が原子力発電所に命中した、こうなったときに、チェルノブイリのあの大被害が何倍という規模で日本列島を覆うということになるわけであります。私はまさか総理が、ソ連が攻めてきて日本の原子力発電所に爆弾や砲弾を当てる、そんなことはあり得ないと思っておられるだろうと思いますが、そのことをはっきりと確認し合うのは、ここで日ソの不戦宣言、お互いに戦わない宣言、日本はソ連を攻撃しない、ソ連も日本を攻撃しないという日ソ不戦の宣言を今度のゴルバチョフ大統領との首脳会談の中でおやりになるということが非常に大きなアジアの平和の意義を持ち、日本がそのイニシアチブをとったということになるわけですが、この点は総理、ひとついかがでしょう。これをやれば総理は歴史に残る総理になりますよ。いかがですか。