高沢寅男の発言 (外務委員会)
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○高沢委員 次に、私が今度の中東問題で実は一番心配していることを一つお尋ねしたいと思います。
さっき大臣は、イラン・イラク戦争の経過からずっと御説明されて、フセインが膨大な戦力を持って、そしてサウジアラビアまで攻め込むという危険性というふうなことについて御説明がありました。私は、その危険性ということは一面では認めつつ、逆に今度は今の情勢では、サウジに展開しているアメリカ軍が間もなく二十万とか二十五万という戦力の水準に達して、それは何か九月末ごろというふうなことを言う人がいますけれども、そのころになったらイラクに対して戦端を開く、アメリカは攻撃を開始するというふうな観測を述べる人がいるわけであります。このことについて、その危険性全くなしとは言えない、切迫した危険性というものを実は私も感じます。
もしそうなったときに考えられることは、当然アメリカ対アラブ、それからそこに必ずイスラエル対アラブ、それから今度は、アラブが分裂していると言われますが、場合によればアラブ対アラブというような三つどもえ四つどもえの戦争状態があの中東で起こるということは私は考えざるを得ない。また、そうなったらこれはとんでもないことである、大変なことである。特に中東に、さっき大臣の言われた石油を依存する日本の経済、あるいはその他世界各国の政治経済はもう想像もできない大損害を受ける。こういうふうに考えてみますと、そういう事態はどうしても防がなければいけないということではないかと思います。
そこで日本としては、フセインに対して、君たちはクウェートから引け、そしてクウェートの原状を回復しなさい、これを言う一方、アメリカに対しては、そういう戦闘開始はやらないでもらいたい、絶対にやってはいかぬということを言う。そしてその中で、非常に難しいけれども、フセインもブッシュ大統領も含めたような何か協議の場をつくって、そこで話し合いで解決というための道を日本が開くということができないのか、やるべきじゃないのか、そのために海部総理大臣も、また外務大臣も身を挺してひとつ頑張っていただきたい、私はこういう気持ちがしますし、のみならず、我々日本社会党も土井委員長を先頭にしてそのためには身を挺して努力をするということも申し上げたいと思います。
そういうアメリカがそのうちやるぞ、こう言われているこの危険性なり可能性、それを防ぐということについての大臣の御所見はぜひお聞きしたい、こう思います。