牧野隆守の発言 (本会議)

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○牧野隆守君 ただいま議題となりました両件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、故李方子女史(英親王妃)に由来する服飾等の譲渡に関する日韓協定について申し上げます。
 本協定は、我が国と大韓民国との間の友好関係及び諸分野における協力関係の発展に資するための特別の措置として、平成元年四月にソウルで逝去された故李方子女史(英親王妃)に由来する服飾、装身具等で東京国立博物館に保管されているもの二百二十七点を大韓民国政府に対して譲渡しようとするものであり、日韓両政府間で交渉を行った結果、平成三年四月十五日東京において署名されたものであります。
 本協定の主な内容は、我が国政府は、故李方子女史(英親王妃)に由来する服飾等をこの協定の効力発生後六カ月以内に大韓民国政府に対して対価なしに譲渡すること、大韓民国政府は、譲渡される服飾等が両国間の友好関係及び諸分野における協力関係の発展に資することとなるよう適切な措置をとること等について規定しております。
 次に、麻薬新条約について申し上げます。
 本条約は、昭和五十九年の国際連合総会において、近年の麻薬等の薬物の不正取引を防止するための国際協力を強化するための法的枠組みを作成する作業を開始する旨の勧告が採択され、これを受けて国連の麻薬委員会等を中心に、本条約案の作成作業が行われた結果、昭和六十三年十二月にウィーンにおいて開催された条約採択会議において採択されたものであります。
 本条約は、麻薬及び向精神薬の不正取引の防止及び処罰のための国際協力を促進することを目的とするもので、その主な内容は、麻薬及び向精神薬の不正取引の処罰、不正取引による収益等の没収を義務づけ、犯罪人引き渡し等の実施、自国における条約の運用に関する資料の提出を義務づけるなど、国際的な枠組みを定めております。
 故李方子女史(英親王妃)に由来する服飾等の譲渡に関する日韓協定は去る四月十八日に、また、麻薬新条約は同月二十二日に外務委員会に付託され、昨二十四日両件について中山外務大臣から提案理由の説明を聴取し、故李方子女史(英親王妃)に由来する服飾等の譲渡に関する日韓協定について質疑を行い、引き続き採決を行いました結果、全会一致をもって承認すべきものと議決いたしました。また、本二十五日麻薬新条約について質疑を行い、引き続き採決を行いました結果、全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
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発言情報

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発言者: 牧野隆守

speaker_id: 12005

日付: 1991-04-25

院: 衆議院

会議名: 本会議