井上吉夫の発言 (建設委員会)
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○井上吉夫君 本日は建設功労者に対する褒章の伝達があるそうでございまして、どうか関係者の功績をたたえるために大臣が直接その褒章を伝達していただき、その功をたたえ労をねぎらっていただきたい、このように考えておりますので、冒頭若干の時間、大臣に御見解をお伺いして、二十分前後のところで大臣はその方にお出向きいただき、後は局長の皆さん方を中心として細かい質問を展開してまいりたいと思っております。
私は、まず日米構造協議に基づく公共投資基本計画に関連をしてお尋ねいたしたいと思います。
我が国は世界に冠たる経済大国としてその豊かな経済力を誇りながら、実はその豊かさがなかなか国民の一人一人に実感されていない、そういうぐあいに言われております。
その大きな理由の一つが社会資本の立ちおくれにあるというぐあいに言われているわけであります。アメリカからの指摘をまつまでもなく、日本みずからの政策課題としてこのことに立ち向かっていかなきゃならぬということはもとよりのことでありまして、当然のことながら日本自身の判断によってこれらの対策は進めていかなきゃならぬ問題であるというぐあいに私は思うわけであります。
この計画で、ともすれば生活関連という言葉がどうも先に走ってひとり歩きしている感じを受けます。大変狭い意味でこのことがよく言われて、例えば下水道であるとか都市公園であるとかあるいは住宅という、そういう分野に代表されて、都市機能や都市環境問題に集中してこれからの公共投資をやっていかなきゃならぬというとらえ方がついつい言われているわけであります。言うまでもありませんが、我が国の最も大きな内政上の課題は、私は四全総に言われる多極分散、東京一極集中ではなくて日本の国土がつり合いのとれた発展を遂げていくという、そのことが一番大事な内政上の課題だというぐあいに考えるわけであります。
このような私の認識に対し大臣もそう大きな違いはないと考えておりますが、言われる公共投資を今後進めていくに当たりまして、どういうような基本姿勢でもってこれらの事業を実施していくというぐあいにお考えであるか、まず大臣の基本的な所信をお伺いしたいというぐあいに思うわけであります。よろしくお願いします。