前田勲男の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○前田勲男君 敵国条項の削除につきましては、なおひとつよろしく徹尽力のほどお願い申し上げる次第であります。
続きまして、政治改革についてお伺いをいたしますが、政治改革三法案は、信なくば立たず、リクルートの反省に立ちまして金のかからない政治を目指して、我が党は三年以上の長きにわたりまして検討してまいりました。
選挙制度の改正、政治資金の改正、公的助成の三本柱から成っておりますが、現在の衆議院の中選挙区制度は、六十余年を経過して既に制度疲労、金属疲労も出ております。金属疲労というのは金という意味ではございませんが、中選挙区制というのは、どうしても個人中心の選挙になっておるわけでございまして、我々の身の回り、まさにサービス合戦、利益誘導型と言われても仕方がないのかなと。選挙区対策のために後援会組織を培養していかなきゃならない。こうした問題点を踏まえまして我が党は、政党中心、政策本位の選挙制度に改めなければならない、それでなければまた今日の激変する風際情勢に機敏な対応ができない、そのための政治体制をつくり上げていかなきゃならない、かように考えておるわけでございまして、先般提案をいたしましたというような経過でありますが、審議未了となっておるわけであります。
そこで、政治改革の火を消してはならないという国民の声ということで与野党協議が行われておるわけであります。今後この与野党協議の方向を見るということになっておりますが、今日まで、自民党の案でございます小選挙区比例代表並立制に対しまして野党の皆様方の対応、それぞれ党のお考えはまちまちであります。ここで共通認識を得ることはなかなか素人考えでも難しいという気がしてなりません。
いずれにしても、私も自民党の一員として全国各地、御意見を聞いて回った一人でありますが、国民の皆さんの立場から見れば、一票の格差の違憲状態をなくすだけでは、こんなものは政治改革とは全く言えないんだ、国民の信頼を回復して、国民の期待にこたえられるような抜本的なひとつ政治改革をしてもらいたい。そのためには、言われているように選挙制度の改革をどうしてもしてもらいたい。各党協議のベースとなるのは当然私は小選挙区比例代表並立制と、こう受けとめておりますが、そう考えてよろしゅうございましょうか。
また、おおむね一年をめどに具体的な結論が出るように念願をしておる、こう総理はおっしゃっておりますが、総理の政治改革の御決意と、また各党協議とは申せ、総理並びに自治大臣、どのような御努力をいただくのか、この辺を伺いたいと存じます。
また、この改革の中の一票の重みの関係でございますが、特に人口が減少しておる過疎県と申しますか地方におきまして、その選挙区における有権者の共通の心配がございます。これは、寂れていく地方の地域代表である衆議院議員が減らされるということに対して、ますます過疎地が衰退するんじゃないか、こういう心配が極めて国民の間、地方には強いということでございまして、いろいろ配慮はされておりますが、こうした現象に対しま。して、なおどんな配慮をされるのか、あわせてお伺いをいたしておきます。