遠藤乙彦の発言 (外務委員会)

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○遠藤(乙)委員 続いて北方領土問題についてお聞きしたいのですが、ソ連邦が消滅をしてCISになった、特にロシア共和国がこの問題の直接の対象になったということで、北方領土問題がやりやすくなった点と逆に難しくなった点と両方あると思います。特に北方領土地域の住民の意向を無視し得なくなったということが、ある意味で極めて難しい要素が入ってきたと思うわけで、そういった意味で北方領土問題の交渉がある意味で非常に難しくなった局面があると思っております。特に今後は、北方領土地域の住民あるいはその周辺地域のロシア住民の世論対策をどう考えながら進めるかということがポイントかと思うわけでございますけれども、私はこの点、二つのポイントがあり得ると思います。
 一つは、北方領土に住む現ロシア住民の地位、処遇を含めた政策をどう日本が打ち出すか。特に彼らにとって日本に返還されたとしても安心でき、かつ展望が持てる、むしろ日本に返った方が有利であるというような状況をどうつくるかという一つの提案です。これは私、実は昨年十月二日の外務委員会で申し上げて、そのラインで今検討をされていると聞いていますので、ぜひその後の検討状況をお伺いしたいと思っております。
 それからもう一つは地域交流です。特に我が国の日本海側はロシアとの交流に大変関心を持っておりますし、またロシアも、沿海州あるいはサハリン等日本との交流に大変関心を持っておって、こういった住民レベルの経済交流、人的交流、文化交流等を大規模に進めることがやはり対日イメージを改善し、また北方領土返還について一つの大きな世論の状況をつくり出すのではないかと思っておりまして、ぜひこの点も力を入れて進めるべきではないかと思っております。
 したがって、まず第一に、北方領土、ロシア側住民の居住権等を含めた問題に対してどのような検討状況であるか、これにつきましてお伺いをしたいと思います。

発言情報

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発言者: 遠藤乙彦

speaker_id: 22256

日付: 1992-02-26

院: 衆議院

会議名: 外務委員会