平田米男の発言 (議院運営委員会)

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○平田(米)委員 今お二人の方がお述べになったわけでございまして、それは、御意見はそれぞれの立場でおっしゃられたと思うのですが、本会議における趣旨説明及びそれに対する質疑討論というのは一体何のためにあるのかということを明確にしなくちゃいけないのではないかというふうに思います。小岩井先生は、国民に開かれた趣旨だというふうにおっしゃいました。浅野先生は、委員会の審議を充実させるためである、これは両方とも必要なわけでございまして、両方ともおっしゃっていることは間違っていないわけでございますが、しかし、結論が違うというのはいかがなものかというふうに思うのですね。ここが我々、ただ意見を言いっ放して自分たちの立場を言っているだけであっては、それこそ委員会が何のためにあるのかという意味がなくなるわけでございまして、それぞれもっとそこを詰めなければ、本来の正しい国会のあり方が結論として導かれるものではないのではないかというふうに思います。
 私自身の考えといたしましては、私は、趣旨説明はどんどんやるべきだというふうに思います。やはり本会議場で議論をするということはいいことだろうと思うのですね。ですから、それは制限をするべきではないと思うのです。同時に、浅野委員がおっしゃられるように、委員会の審議というのはもっと充実をしなければならないわけで、趣旨説明がなければ全然委員会で審議ができないというのもおかしな話ではないかと思うのです。これは私は、党の見解とはちょっと違うのかもしれませんけれども、そのように思います。
 ですから、委員会の審議が始まったらもう本会議で討論をやらないとか、総理大臣に対して質問をさせないというような、そういう慣行もやめるべきなのであって、委員会でやって、必要になれば本会議でやったっていいではないか。こういうもっとフレキシブルな、今までの慣行を破るようなやり方を考えるべきである。私は、お二人がおっしゃった、国民に開かれた国会、そして委員会審議の充実、この両方をしっかり実現する手段というものを、我々は知恵を絞ってやらなければならないのではないかというふうに思います。
 それから、採決の方法につきましては、私、党議拘束という観点から、今の記名投票というのはどうなのかなというふうに思います。政治学者が言っておりますが、特に自民党さんの場合は、党の力で当選してくるのではないにもかかわらず党議拘束が非常に強い、こういう御指摘がございます。そういう意味で、私は、記名投票ではなくて、だれが賛成投票をしたのか、反対票を投じたのかわからないような形でボタンを押して投票ができれば、もっと自己の良心に従った、党議拘束されない投票行動、議員としての責任を持った行動ができるのではないかというふうに思います。
 それからもう一つ、時間がオーバーするかもしれませんが、ひな壇の問題について申し上げたいと思います。
 これは明治憲法における超然内閣のスタイルをそのままとっているわけでございまして、与謝野理事から御説明がありましたが、私は、全然説得力のない御説明だというふうに思います。イギリス議会のように、政権党と野党との間に対立をした形での討論の場、それが先ほどの趣旨説明あるいはそれに対する質疑の充実という観点からもぜひとも必要である、こんなふうに思いますので、ひな壇は解消してイギリス方式に改革をすべきである、このように思います。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 平田米男

speaker_id: 22338

日付: 1992-06-04

院: 衆議院

会議名: 議院運営委員会