森井忠良の発言 (議院運営委員会)
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○森井委員 私どもが趣旨の説明を求めている法案というのは全部じゃないのですね。八十本から九十本くらい出される法案の中でせいぜい十数本、これは国民にとっても、それから議論をする国会議員にとっても極めて重要だというものについてのみ趣旨の説明の要求をしているわけですから、お互い議員としてどこに問題があるのか、どういう背景で出されたのか、そういった中身の議論を全議員の前で一応議論する。そうしますと、これは国民にとっても、そうか、これはそういう意味で非常に重要な中身を持っているんだなということがわかってもらえますし、当然議論は、本会議は公開でありますから、その意味では今一定の機能を果たしておると私は思うわけでございまして、出された法案をすべて委員会に付託をするというのはいかがなものかというふうに考えます。
それから、採決の方法で、押しボタンにしたらどうかというのが意見として出されておるわけでありますけれども、これは、しょっちゅう記名投票をやっているわけではないのですね。せいぜい一国会で多くても二、三回、例えば総予算の採決など重要なものについて記名投票を求めておるわけでありまして、それ以外は、御存じのとおり全会一致ならもう異議なしてそのまま決まっておるわけでありますし、それから一部の党が反対をする場合は、起立採決でやっておるわけでありまして、何ら不便はない。
特に私どもが記名投票を求めておるのは、そういった総予算の問題か極めて重要な法案の採決に当たって記名投票を求めておるわけでございまして、これは言うならば、我が国国会の古きよき伝統にもなっておるわけでございます。ですから、これを捨てるということは断じて許すことはできない。たまたま記名投票で時間のかかるときがございますが、これは何もかも数の論理で押しボタンですぱっと決めるというのではなくて、時にはやはり少数党としての権利を行使をさせていただきませんと、数で決まってしまうのならもう議論の余地がなしということになるわけでありますから、その意味ではやはり押しボタンは反対でございまして、時として記名投票はあり得る、民主主義は時間がかかることもあるわけですから、そのことを特に申し上げておきたいと思います。