丹波實の発言 (国際平和協力等に関する特別委員会)

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○丹波政府委員 先生おっしゃるとおり、これまでの四上二、四年間を通じまして世界で二十そのPKOが設立されております用地域的には、中東、それからアジア、アフリカ、中米、ヨーロッパということで、全世界的な展開地域ということでございます。この二十そのうち、現在も活動しているPKO活動は十一になりまして、その十一のうち、いわゆるPKFと呼ばれるものは六つでございます。
 それで、世界各地におきまして近年このPKOのニーズが高まっているということは、例えば一九八八年から設立されましたPKOを数えますと十二あるということでございますので、その四十三、四年間の歴史のうち二十七つくられた、しかし、過去四年間でその半分がつくられているということは、いかに最近になってこのPKOの重要性が非常に増しているかということを明らかにする数字だろうと思うのです。それからもう一つは、昨年からことしにかけて八つできているということも、同じようにそういうニーズが急激に高まっているということを示しているのだろうと思うのです。
 なぜ、最近そういうニーズが非常に急に高まったかという点につきましては、先ほどの総理の御説明にもございましたけれども、大きく分けて二つの理由根源的には一つの理由なんですが、冷戦というものが終わった、かつて冷戦なりイデオロギーなりが背後にあって紛争が起こり、しかし、そういうものが冷戦が終わったということで、その紛争の処理のためにPKOが出ていっている。これがカンボジア型と言っていいのかもしれません。
 もう一つは、そういう冷戦中にはイデオロギーで抑えつけられていた、民族、領土、宗教等をめぐる対立が潜在化していたものが、冷戦が終わったために噴出してきて、それがもとで紛争が起きて、その処理のために出ていっている。これはユーゴ型と言っていいのかもしれません。そういう理由が背後にあってこのニーズが非常に高まってきているということで、現在、PKO活動というのは、国連の中における非常に大きな主要な任務になっております。
 先生、財政のことをおっしゃいましたけれども、国連は通常予算の問題でも非常に今財政難でございますが、このPKOの財政についても非常に大きな困難を抱えておりまして、現在の数字では九億ドルぐらいの赤字を抱えておるというふうに承知いたしております。

発言情報

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発言者: 丹波實

speaker_id: 22591

日付: 1992-06-11

院: 衆議院

会議名: 国際平和協力等に関する特別委員会