羽田孜の発言 (大蔵委員会)

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○羽田国務大臣 派閥解消問題というのは、たしか初めは鳩山総理のころでございますか、派閥解消は天の声というようなことを言われ、また岸総理の時代にもそのことは非常に強く言われ、歴代の総理もそれを言われてまいりました。ただ、これはあるいは私どもの党の構造ということかもしれませんけれども、長く政権を担当してまいりました中にあって、私どもはやはり過半数をどうしても確保したいという気持ちがございます。そういう中で、一つの選挙区から二人、三人、あるときには四人、五人と立候補するというのが現状でございます。そういう中にあって、率直に申し上げまして、党だけでは戦えません。私どもは自分で後援会をつくるということでやっております。そういう背景に、ただ自分の後援会、党だけではどうにもなりませんので、また、そこに党というよりは派閥を背景にする現状があるということをまず申し上げたいと思います。
 ただ問題は、派閥というのは、確かに私ども当選したばかりのころに新しい政治を起こそうというようなことで、一人の方を掲げて、政党政治あるいは決断と実行の政治とか日本列島改造というようなことに大変なあれを持ちまして駆け回ったことがあるわけでございますけれども、それはまさに一つの集団でありました。派閥というのはそういう政策的な集団であるとするならば、私は政治に対して活力を及ぼすものであろうと思っております。しかし、それがだんだん時がたってその方がおやめになる、またしばらく時間がたちますと、どうしてもどろどろとした部分だけが出てきてしまうということがございます。そういったものを感じますときに、最近、やはり派閥の弊害というものは起こってきているなということを改めて思わざるを得ないということでございまして、私どもは、何とか派閥なんかはつくらなくても済むような政治体制、また選挙制度も含めたそういったものにすることが大事であり、また一つの集団があるとしても、これは政策を求めて歩む、そういう集団であるというのがやはり本来の姿であろうと思っております。
 その意味で、派閥の弊害というものは何としても除去する、まず、今の制度の中でもでき得る限りこれを除去していく、こういったことに我々は努めていかなければいけないであろう、かように考えております。

発言情報

speech_id: 112504629X00119921126_012

発言者: 羽田孜

speaker_id: 3201

日付: 1992-11-26

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会