牧野力の発言 (商工委員会)

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○牧野政府委員 昨年来当委員会におきましてこのような議論がありました。それに基づいて私どももこの鉄スクラップの需給の安定化に努めるために、そのための方策の検討を関係者に依頼をしてまいりまして、これが最近まとまったところでございますが、例えば従来のスポット的な契約ではなくて、なるべく中長期的に契約して価格を安定させるとか、あるいはそのスクラップの質を向上させるとか、あるいは輸出をしっかうやっていくといったようなことをやっているわけでありますが、御指摘のように、そういったいわば静脈面における需給の適正化に努めるとともに、やはり需要を拡大するというのが大事でありまして、その観点から、御指摘のように高炉メーカーの引き取りをふやすということは一つの重要な方策であることは御指摘のとおりでございます。
 現に高炉メーカーにおきましては、細かいことは省略いたしますが、八五年度に五百九万トンくらいこれを使っておりましたのが、九一年度では五百五十万トンというふうに非常にふえておりますし、特にスチール缶等につきましては関係業界、高炉メーカーの努力によりまして飛躍的にふえております。高炉メーカーもやはり現在の技術ではいろいろ限界がございますけれども、この技術をできるだけ改善をしていく。これはCO2対策という面から、リサイクルだけではなくてCO2対策という面からも大事でありますので、今後この高炉メーカーの引き取りは着実にふえていくというふうに私どもは確信をいたしております。
 なお、一言づけ加えておきますと、このスクラップを専ら原料といたします電炉メーカーの技術が発展をいたしまして、電炉メーカーのシェアが非常にふえているということに伴って電炉メーカーの鉄くずの引き取りがふえておりますし、それから輸出でございますけれども、これは東南アジアに向けまして最近非常にふえております。これは趨勢的にふえていくだろうと思います。それに先ほど申し上げましたような高炉メーカーの引き取りの増加と相まちまして今後できるだけくず鉄、これはくずというよりも重要な資源でありますからこの需要が拡大し、その需給が安定していくということについてまあ確信、一〇〇%確信持っているわけじゃありませんが、そういう趨勢に向かって事態が整われていくことについてはいくだろうというふうに思っております。

発言情報

speech_id: 112604461X00619930325_015

発言者: 牧野力

speaker_id: 7098

日付: 1993-03-25

院: 衆議院

会議名: 商工委員会